【2023.11.1メルマガ】 中国国家税務当局視察団を迎えて。。

11月になりました。
秋の深まりとともに、日本の四季を感じる季節です。
11/8は「立冬」・・・早いもので、今年もあと2ヶ月です。
年末や年初に向けてのスケジュール管理に、ニュースレター最後尾の［お仕事備忘録］［お仕事カレンダー］も、宜しければ、どうぞお役立てください。

それにしても・・・出口の見えないロシアのウクライナ侵攻の長期化、
中東におけるイスラエルとパレスチナの戦争激化、
大国間の思惑や対立による、国連安全保障理事会の機能低下。。。
世界が大きく分断され、社会自体の亀裂が深まるばかりのような気がして、
"ブロック経済" "国際連盟からの大国脱退"・・・
かつて来た道を彷彿とさせる世界情勢が、心配でなりません。

そもそもの大国の思惑が、様々な対立と重なり合って、世界各地で紛争を引き起こし、
激化させ、長引かせ、本来守られるべき、罪なき市民が犠牲になっている。。。
そんな気がしてならないのです。

そんな中、10/16に中国国家税務当局日本視察団の研修に際して、講演の要請がありました。
コロナ禍でもあったので、2014年以来、久しぶりに中国からの視察団への研修依頼でした。

正直申し上げて・・・昨今の中国に対する、日本人としての率直な気持ちからすると、
かつてお引き受けした時とは、かなり異なった、複雑な心情だったのですが、
日中の懸け橋となるべく、長年頑張ってくれている、当社の中国人社員が、
熱心に交渉にあたってくれたこともあり、最終的にはお引き受けすることにしました。

国家税務当局者が30名近く、日本の税財政に関する研修を
熱心に受講していただき、その後、国税庁・税務大学校・
日本税理士会連合会でも研修を受ける姿をみて・・・
緊張感ある日中関係の状況下だからこそ、日中交流がより意義あること、一時の感情に流されて、貴重な交流の機会を断ってはいけないこと、自らの浅慮への反省ととともに、実感していた次第です。。。

2023年11月1日
　　　　TFSコンサルティンググループ　代表　 山 　崎 　 泰

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