TFSコンサルティンググループ/TFS国際税理士法人 理事長 山崎 泰

ファイナンシャル・プランナー花輪陽子のシンガポールたより vol.7

19.02.10
税務・会計
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ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。

今回はシンガポールで資産運用を始める入口についてお伝えしたいと思います。

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ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。
今回はシンガポールで資産運用を始める入口についてお伝えしたいと思います。
 
シンガポールで資産運用を始める入口としては
IFA(インディペンデントファイナンシャルアドバイザー)を介して取引をする方法が一般です。
 
IFAとは、
特定の金融機関に縛られず、顧客のニーズを最優先した金融商品の提案やアドバイスをすることができ、
IFAの多くは金融機関で経験を積んでおり、専門的な知識と高度な提案力を兼ね備えています。
 
シンガポールでは、I (インディペンデント)がつかないFA (ファイナンシャルアドバイザー)が大半ですが、
FAの場合は特定の保険会社の商品を主に取り扱い、
IFAの場合は保険に限らずより幅広い金融商品を仲介することができます。

日本居住者でもIFAを経由すれば、ファンドなど購入ができる商品もあります。
 
基本的に相談料は無料で、
ファンドや保険を仲介するコミッションベースの報酬体系がシンガポールでは主流です。

シンガポールであればMAS(Monetary Authority of Singapore)
香港であればSFC(Securities & Futures Commission of Hong Kong)
登録された業者かを必ずチェックしてから利用するようにしましょう。

例えば、シンガポールのMASのサイト(https://eservices.mas.gov.sg/fid)内には
「Financial Institutions Directory」というページがあるので、
そこから「Financial Advisory」を選び、
「Licensed Financial Adviser」を選択すると、
IFAの会社の一覧を見ることができます。

英語のハードルがと感じるかもしれませんが、
日本人がいる会社も少ないですがありますし、
私の様なファイナンシャル・プランナーの紹介を経たり、
通訳翻訳をつけるのも一つかもしれません。
 
IFAを利用するメリットとしては、
プライベートバンクの様に2億円など全額を銀行に入れる必要はなく、
資産運用に回したい分だけアドバイザーのアドバイスを受けて運用をすることができる点です。

プライベートファンドやプライベートエクイティファンドなど
プライベートバンクが取り扱う様な商品も揃えているIFAもあります。

海外投資を始める第一歩としてIFAを調べてみるのもよいかもしれません。


★プロフィール★
花輪 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。
「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演や講演経験も多数。
公式ホームページ http://yokohanawa.com/
twitter: @yokohanawa
facebook: https://www.facebook.com/yokohanawa
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