"もうひとつの箱根駅伝"に学ぶ、理想の経営者像~東海大・両角監督、青学・原監督、駒沢大・大八木監督~
やはり一年は、我が家も「箱根駅伝」で始まります。
1月2日そして3日と、高校陸上部出身の息子とともに、
毎年、食い入るように見つめる「箱根駅伝」・・・
青学V5、母校早大の健闘も、もちろん大いに気になり、手に汗を握るのですが、
私の心の中で、往路の「ひそかなハイライト」は、関東学生連合の1区出場・近藤秀一選手。
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1月2日そして3日と、高校陸上部出身の息子とともに、
毎年、食い入るように見つめる「箱根駅伝」・・・
青学V5、母校早大の健闘も、もちろん大いに気になり、手に汗を握るのですが、
私の心の中で、往路の「ひそかなハイライト」は、関東学生連合の1区出場・近藤秀一選手。
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やはり一年は、我が家も「箱根駅伝」で始まります。
1月2日そして3日と、高校陸上部出身の息子とともに、
毎年、食い入るように見つめる「箱根駅伝」・・・
青学V5、母校早大の健闘も、もちろん大いに気になり、手に汗を握るのですが、
私の心の中で、往路の「ひそかなハイライト」は、
関東学生連合の1区出場・近藤秀一選手。
さすがに、早朝から大手町のスタート地点まで行くことは
出来なかったので、朝日新聞デジタルが掲載した、
箱根駅伝往路スタート場面での近藤選手(⇒右から2番目)。
昨年も1区にエントリーされていて、
「今か!今か!!」と出場を心待ちにしていたのですが、
なんと直前にインフルエンザに罹ってしまったとのことで、
エントリー差し替え。
東大生が箱根駅伝を走るのは、なんと14年ぶりとのことで、
昨年末のクラス会でも、東大OBは「もう、気が気でない」
感じなのです。。。
「文武両道」とは言うものの、
これだけの両道が出来る「努力」「精神力」は、並大抵でないことだけはわかります。
折しも正月2日、おせち料理を食べに我が家に来ていた東大生とともに、
彼らにとっては先輩でもある近藤選手を、手に汗を握りながら応援したのです!
さすがに東大生。。。というか、私があまりにも知らなさ過ぎるだけ。。。というか、
いろいろなことを教えてくれるので、解説者のようで本当に助かります。
学連選抜メンバーとして走ることが出来るのは、4年間で1回だけ。
だから昨年、近藤選手がインフルエンザに罹らずに「箱根駅伝」出場していたら、
4年生になった今年は「箱根駅伝」には出場することは出来ない。
「昨年、学連選抜で走っていれば・・・経験を積んだ今年は、もっと速く」
と、出走の直前まで、そう思い込んでいた次第です。
でも、学連選抜メンバーとして出場していても、
自分の大学が出場すれば、在籍大学のメンバーとして、晴れて再度、走ることもできます。
自身が在籍する学校自体は「箱根駅伝」への出場資格を得られないが、
個人的には「箱根駅伝」にも出場が出来るような、
優秀な選手に対して「箱根駅伝」を走ることができる夢を与える・・・
概して、そんな仕組みになっているようです。
有能な高校生ゆえ、大学進学にあたって私大からの勧誘もある中、東大を受験!
「一般入試をしてまで、大学に入って陸上をするということは、本当に陸上が好きな人が集まっている、ということ。
そういう環境でのびのびやらせてもらえれば、充実度を考えてもプラスになる」
と判断したからとのこと。
確かに東大進学では、「箱根駅伝」出場自体は苦しくなるが、
この学連選抜があるからこそ、東大進学に踏み切れた、といいます。
でも、なかなか時間の両立が難しかったのでしょう・・・現役では不合格。
浪人時代、練習時間が減るのがいやで、
あえて予備校には通わずに合格を勝ち取ったというのも、並々ならぬ根性を感じます。
「東大に入っても、長いブランクがあるとまた時間がかかってしまう。
そうすると出場できる可能性が少なくなってしまうので、浪人中も陸上の力をつけて、
現役で入った場合より一歩上のレベルで大学陸上に挑戦したかった。
どうせ1年過ごすなら、陸上面でもプラスの方向に出したいと思った」
こんなコメントを聞くと、余計に応援したくなります。
同じような年代の息子を持つだけに、涙が出るようなコメント・・・
報道等によると、昨年10月と12月の2度にわたって、インフルエンザの予防接種を受けて
万全の予防をして「箱根駅伝」に備えたという近藤選手。
東大のスクールカラー、ライトブルーのパンツ姿で走った近藤選手、とてもまぶしかった!!
10km手前くらいから遅れはじめ、結果は第22位。
私にとっては、まぶしいくらいに光り輝いて、
深く印象に残り、最も応援した選手!第1位!!
「4年間の集大成として、見ている人が何かを感じてくれるような走りをしたい」
試合前、こう語っていた近藤選手。
東大卒業後は、大学院に進学して、アスリート生活も続けるといいます。
たかが一人、されど一人。
昨年から一年間、待ちに待って・・・
こんなにも応援して、こんなにも感動して
こんなにも親子で様々なことを感じた観客がいたこと、
いつか知ってもらえたなら!
毎年、必ずと言っていいほど、見ている「もうひとつ箱根駅伝」
「箱根駅伝」が終わった、すぐ後の日曜日が恒例・・・
今年は、1月6日の午後4時から放映。
涙なくしては見れない、「箱根駅伝」の舞台裏を描きながら、
まさに "汗と涙の感動ドラマ" を、密着取材で我々に伝えてくれます!
昨年までは、原晋監督率いる青学大の登場場面が、圧倒的に多かったのですが、
さすがに今年は、東海大、東洋大、駒沢大といった、
青学大のライバルと目されていた大学への密着取材も目立ちました。
東海大の両角速監督。
学生の自主性に任せる、クールな一面も伝わってきたが、
復路で東洋大との首位争いで勝負をかける場面では、
監督の乗る伴走車から、競う相手ランナーにも聞こえていることを承知で
「お前に任せるぞ!」と、完全に選手を信じて任せきる姿、素晴らしかった!
駒沢大の大八木監督。
寮母の奥様と二人三脚で、選手たちの食事ひとつにも、気をつかっている姿。
食あたりするものはないか・・・心配しながら、最後は蟹の甲羅まで剥いている。
かつては「鬼軍曹」のような、いで立ちだったらしいが、
一緒にサウナに入って、裸の付き合いをしている映像など、まさに好々爺。。。
そして、言わずもがな・・・青学大の原晋監督。
毎年、毎年・・・思うのですが、
復路6区、箱根の山を走り下りてきて、
箱根湯本で原監督の乗る伴走車が、選手の後ろに付いた途端、
まさに ”魔法にかかったように” 選手たちの走りが、息を吹き返したように、蘇っていく!!
毎年、毎年「もうひとつの箱根駅伝」を見ていて感じるのは・・・
選手と監督との全幅の信頼関係。
今年も一緒に、企業そして事業を、強くしていきましょう。
今年も一年間、どうぞ宜しくお願いいたします。
平成31年(2019年)1月
山 崎 泰
1月2日そして3日と、高校陸上部出身の息子とともに、
毎年、食い入るように見つめる「箱根駅伝」・・・
青学V5、母校早大の健闘も、もちろん大いに気になり、手に汗を握るのですが、
私の心の中で、往路の「ひそかなハイライト」は、
関東学生連合の1区出場・近藤秀一選手。
さすがに、早朝から大手町のスタート地点まで行くことは
出来なかったので、朝日新聞デジタルが掲載した、
箱根駅伝往路スタート場面での近藤選手(⇒右から2番目)。
昨年も1区にエントリーされていて、
「今か!今か!!」と出場を心待ちにしていたのですが、
なんと直前にインフルエンザに罹ってしまったとのことで、
エントリー差し替え。
東大生が箱根駅伝を走るのは、なんと14年ぶりとのことで、
昨年末のクラス会でも、東大OBは「もう、気が気でない」
感じなのです。。。
「文武両道」とは言うものの、
これだけの両道が出来る「努力」「精神力」は、並大抵でないことだけはわかります。
折しも正月2日、おせち料理を食べに我が家に来ていた東大生とともに、
彼らにとっては先輩でもある近藤選手を、手に汗を握りながら応援したのです!
さすがに東大生。。。というか、私があまりにも知らなさ過ぎるだけ。。。というか、
いろいろなことを教えてくれるので、解説者のようで本当に助かります。
学連選抜メンバーとして走ることが出来るのは、4年間で1回だけ。
だから昨年、近藤選手がインフルエンザに罹らずに「箱根駅伝」出場していたら、
4年生になった今年は「箱根駅伝」には出場することは出来ない。
「昨年、学連選抜で走っていれば・・・経験を積んだ今年は、もっと速く」
と、出走の直前まで、そう思い込んでいた次第です。
でも、学連選抜メンバーとして出場していても、
自分の大学が出場すれば、在籍大学のメンバーとして、晴れて再度、走ることもできます。
自身が在籍する学校自体は「箱根駅伝」への出場資格を得られないが、
個人的には「箱根駅伝」にも出場が出来るような、
優秀な選手に対して「箱根駅伝」を走ることができる夢を与える・・・
概して、そんな仕組みになっているようです。
有能な高校生ゆえ、大学進学にあたって私大からの勧誘もある中、東大を受験!
「一般入試をしてまで、大学に入って陸上をするということは、本当に陸上が好きな人が集まっている、ということ。
そういう環境でのびのびやらせてもらえれば、充実度を考えてもプラスになる」
と判断したからとのこと。
確かに東大進学では、「箱根駅伝」出場自体は苦しくなるが、
この学連選抜があるからこそ、東大進学に踏み切れた、といいます。
でも、なかなか時間の両立が難しかったのでしょう・・・現役では不合格。
浪人時代、練習時間が減るのがいやで、
あえて予備校には通わずに合格を勝ち取ったというのも、並々ならぬ根性を感じます。
「東大に入っても、長いブランクがあるとまた時間がかかってしまう。
そうすると出場できる可能性が少なくなってしまうので、浪人中も陸上の力をつけて、
現役で入った場合より一歩上のレベルで大学陸上に挑戦したかった。
どうせ1年過ごすなら、陸上面でもプラスの方向に出したいと思った」
こんなコメントを聞くと、余計に応援したくなります。
同じような年代の息子を持つだけに、涙が出るようなコメント・・・
報道等によると、昨年10月と12月の2度にわたって、インフルエンザの予防接種を受けて
万全の予防をして「箱根駅伝」に備えたという近藤選手。
東大のスクールカラー、ライトブルーのパンツ姿で走った近藤選手、とてもまぶしかった!!
10km手前くらいから遅れはじめ、結果は第22位。
私にとっては、まぶしいくらいに光り輝いて、
深く印象に残り、最も応援した選手!第1位!!
「4年間の集大成として、見ている人が何かを感じてくれるような走りをしたい」
試合前、こう語っていた近藤選手。
東大卒業後は、大学院に進学して、アスリート生活も続けるといいます。
たかが一人、されど一人。
昨年から一年間、待ちに待って・・・
こんなにも応援して、こんなにも感動して
こんなにも親子で様々なことを感じた観客がいたこと、
いつか知ってもらえたなら!
毎年、必ずと言っていいほど、見ている「もうひとつ箱根駅伝」
「箱根駅伝」が終わった、すぐ後の日曜日が恒例・・・
今年は、1月6日の午後4時から放映。
涙なくしては見れない、「箱根駅伝」の舞台裏を描きながら、
まさに "汗と涙の感動ドラマ" を、密着取材で我々に伝えてくれます!
昨年までは、原晋監督率いる青学大の登場場面が、圧倒的に多かったのですが、
さすがに今年は、東海大、東洋大、駒沢大といった、
青学大のライバルと目されていた大学への密着取材も目立ちました。
東海大の両角速監督。
学生の自主性に任せる、クールな一面も伝わってきたが、
復路で東洋大との首位争いで勝負をかける場面では、
監督の乗る伴走車から、競う相手ランナーにも聞こえていることを承知で
「お前に任せるぞ!」と、完全に選手を信じて任せきる姿、素晴らしかった!
駒沢大の大八木監督。
寮母の奥様と二人三脚で、選手たちの食事ひとつにも、気をつかっている姿。
食あたりするものはないか・・・心配しながら、最後は蟹の甲羅まで剥いている。
かつては「鬼軍曹」のような、いで立ちだったらしいが、
一緒にサウナに入って、裸の付き合いをしている映像など、まさに好々爺。。。
そして、言わずもがな・・・青学大の原晋監督。
毎年、毎年・・・思うのですが、
復路6区、箱根の山を走り下りてきて、
箱根湯本で原監督の乗る伴走車が、選手の後ろに付いた途端、
まさに ”魔法にかかったように” 選手たちの走りが、息を吹き返したように、蘇っていく!!
毎年、毎年「もうひとつの箱根駅伝」を見ていて感じるのは・・・
選手と監督との全幅の信頼関係。
今年も一緒に、企業そして事業を、強くしていきましょう。
今年も一年間、どうぞ宜しくお願いいたします。
平成31年(2019年)1月
山 崎 泰