ファイナンシャル・プランナー花輪陽子のシンガポールたより vol.4
ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。
『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』を上梓しましたが、今回はシンガポールでの資産運用をご紹介します。
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『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』を上梓しましたが、今回はシンガポールでの資産運用をご紹介します。
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◆年利15%越えも可能?
シンガポールでのレバレッジを効かせた資産運用とは?◆
ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。
『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』を上梓しましたが、
今回はシンガポールでの資産運用をご紹介します。
シンガポールでは資産レベルに合わせて、
銀行のプレミアサービスやプライベートバンクサービスなどがあります。
口座開設の基準は各金融機関によって異なり、
プレミアムは金融機関によっては2,000万円前後から、
その上のプライベートバンクは1億円を超える場合が一般です。
また、プライベートバンクやヘッジファンドを利用するには
シンガポールのルールで適格投資家(純個人資産が200万シンガポールドルを超えている、
もしくは年収30万シンガポール以上など)の基準を満たす必要があります。
まとまった投資金額があると資産運用の発想法が少し変わってきます。
例えば、銀行のプレミアサービスやプライベートバンクなどを利用すると、
金融機関によってはレバレッジをかけた運用が可能になります。
レバレッジというとFXのイメージが強いかもしれません。
ですが、国債に投資をしている債券ファンドや国債や社債など
元本の値動きが手堅い金融商品に対して2〜3倍などの
高過ぎないレバレッジをかける場合は
リスクを抑えながら、配当などを膨らませていくという戦略が可能になります。
例えば、期待される配当が6.5%のファンドを購入する場合、
レバレッジをかけることによって、配当を19.5%に膨らませることができます。
5,000万円の投資金額に3倍のレバレッジをかけると、
1億5000万円まで投資が可能になります。
借り入れ金利はコストになりますが、
円、スイスフラン、ユーロの場合は1%程度で借りられる場合も多いです。
コストの2%分を引いても17.5%ということで、
約875万円の配当を受けることが理論的に可能になります。
つまり、元金5,000万円に対して年率17.5%のリターンという計算になります。
シンガポールに住んでいると原則として配当も非課税なので、
分配する度に課税されるといったことは原則としてないです。
リスクとしてはファンドの基準価格の変動です。
5%変動したら、3倍の15%変動することになるからです。
また、ローンをすることになるので金利の上昇がリスクになります。
そのため、ギリギリの資産ではなく余裕を持って投資をすることが大切です。
ファンドではなく債券を利用して運用をすると、
更に安全にリターンを狙っていくことができます。
国債や社債は20万USD以上などまとまった単位で購入をすれば
良い条件で売買をすることが可能になります。
債券を4銘柄組み合わせることによって債券のポートフォリオを自分で作ることができます。
満期まで保有するということが前提ならば原則として額面で戻ってきます。
中華系の投資家はレバレッジをかけて年利10%以上のリターンを狙う人も多いようです。
「お金はさみしがり屋」という表現を多くの投資家が言います。
統計的に見てもシンガポールにはお金持ちが多いですが、
一定以上の元本を集めると資産運用のやり方が代わり、
加速度的に増やしていくことが可能になるのです。
★プロフィール★
花輪 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。
「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演や講演経験も多数。
公式ホームページ http://yokohanawa.com/
twitter: @yokohanawa
facebook: https://www.facebook.com/yokohanawa
新刊情報『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書)
シンガポールでのレバレッジを効かせた資産運用とは?◆
ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。
『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』を上梓しましたが、
今回はシンガポールでの資産運用をご紹介します。
シンガポールでは資産レベルに合わせて、
銀行のプレミアサービスやプライベートバンクサービスなどがあります。
口座開設の基準は各金融機関によって異なり、
プレミアムは金融機関によっては2,000万円前後から、
その上のプライベートバンクは1億円を超える場合が一般です。
また、プライベートバンクやヘッジファンドを利用するには
シンガポールのルールで適格投資家(純個人資産が200万シンガポールドルを超えている、
もしくは年収30万シンガポール以上など)の基準を満たす必要があります。
まとまった投資金額があると資産運用の発想法が少し変わってきます。
例えば、銀行のプレミアサービスやプライベートバンクなどを利用すると、
金融機関によってはレバレッジをかけた運用が可能になります。
レバレッジというとFXのイメージが強いかもしれません。
ですが、国債に投資をしている債券ファンドや国債や社債など
元本の値動きが手堅い金融商品に対して2〜3倍などの
高過ぎないレバレッジをかける場合は
リスクを抑えながら、配当などを膨らませていくという戦略が可能になります。
例えば、期待される配当が6.5%のファンドを購入する場合、
レバレッジをかけることによって、配当を19.5%に膨らませることができます。
5,000万円の投資金額に3倍のレバレッジをかけると、
1億5000万円まで投資が可能になります。
借り入れ金利はコストになりますが、
円、スイスフラン、ユーロの場合は1%程度で借りられる場合も多いです。
コストの2%分を引いても17.5%ということで、
約875万円の配当を受けることが理論的に可能になります。
つまり、元金5,000万円に対して年率17.5%のリターンという計算になります。
シンガポールに住んでいると原則として配当も非課税なので、
分配する度に課税されるといったことは原則としてないです。
リスクとしてはファンドの基準価格の変動です。
5%変動したら、3倍の15%変動することになるからです。
また、ローンをすることになるので金利の上昇がリスクになります。
そのため、ギリギリの資産ではなく余裕を持って投資をすることが大切です。
ファンドではなく債券を利用して運用をすると、
更に安全にリターンを狙っていくことができます。
国債や社債は20万USD以上などまとまった単位で購入をすれば
良い条件で売買をすることが可能になります。
債券を4銘柄組み合わせることによって債券のポートフォリオを自分で作ることができます。
満期まで保有するということが前提ならば原則として額面で戻ってきます。
中華系の投資家はレバレッジをかけて年利10%以上のリターンを狙う人も多いようです。
「お金はさみしがり屋」という表現を多くの投資家が言います。
統計的に見てもシンガポールにはお金持ちが多いですが、
一定以上の元本を集めると資産運用のやり方が代わり、
加速度的に増やしていくことが可能になるのです。
★プロフィール★
花輪 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。
「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演や講演経験も多数。
公式ホームページ http://yokohanawa.com/
twitter: @yokohanawa
facebook: https://www.facebook.com/yokohanawa
新刊情報『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書)