TFSコンサルティンググループ/TFS国際税理士法人 理事長 山崎 泰

ファイナンシャル・プランナー花輪陽子のシンガポールたより vol.3

18.10.17
税務・会計
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ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。

『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』を上梓しましたが、
その中から世界一の学力についてご紹介します。
15歳児を対象にした国際学力テスト(PISA 2015年)では、
科学的リテラシー、読解力、数学的リテラシーの3分野で
世界首位とシンガポールの学力は驚異的に高いです。

世界的投資家、ジム・ロジャーズ氏も
娘たちの教育のためにシンガポールに移り住んでおり、
21世紀はアジアの時代だからアジアを知り、
中国語を話せるようになることは重要だからと
メディアや著書の中で語っています。
 

●外国人向けのインター校も超充実
 
シンガポールは東京23区と同程度の国土に20校以上のインター校があり、
世界中から教育熱心な家庭が集まるのでレベルは非常に高いです。

ほとんどの学校からスクールバスが出ているので、
多少遠くても1時間以内で通うことができ、選択肢はとても多くなります。
 
シンガポールでは様々な国の駐在員が生活しているため、
日本、米国、オーストラリア、カナダ、インド(最近日本のメディアでも話題になっている、
インドのインター校「GIIS(グローバルインディアンインターナショナルスクール)」)など、
多くの国の学校があります。
 
国際バカロレア(IB)という世界共通の大学入試資格とそれにつながる
小・中・高校生の教育プログラムを取り入れたスクールも多く、
様々な国の大学試験制度に対応も可能です。
 
かつて英国領だったこともあり、シンガポールでは英国系インター校が目立ちます。

英国の学校では、低年齢からしつけや勉強をしっかりさせる方針のところも多く
日本の教育スタイルと似ているので日本人には好まれます。
 
日本には英語で授業を行うインター校が約24校ありますが、
東京だけでもシンガポールより広いので、東東京から西東京までバスで移動ということはむずかしいです。
そのため、自宅から通える範囲で考えると選択肢は狭められます。

また、日本人の割合は全体で約4割と高くなります。
また、日本や香港などでは学校の受け入れ以上に希望者が多いので
全ての人が希望の学校に入れるわけではありません。

そのため、シンガポールにいる間に理想的な教育を実現させることは
非常に魅力的になります。
 

★プロフィール★
花輪 陽子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者。
「ホンマでっか!?TV」などテレビ出演や講演経験も多数。
公式ホームページ http://yokohanawa.com/
twitter: @yokohanawa
facebook: https://www.facebook.com/yokohanawa
新刊情報『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書)