メルマガ通信(1月号)
2010年1月13日19:24:00
『庚寅』は、大きな変革を求めて動く年!
平成22年の新春にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
昨年は大変お世話になりまして、心より厚く御礼申し上げます。
今年は、『庚寅(かのえとら)』の年。丁度、西暦年を60で割って、30余る年が、『庚寅』の年でもあります。
『庚』は、更新の「更(あらたまる)」。草木の成長が行き詰まり、新たな形に変化しようとする状態を表すものです。
『寅』は、「動く」「伸びる」の意。春が来て草木が発生する状態を表すものです。
『庚寅』の今年は、まさにこれまでの成長が行き詰まり、大きな変革を求めて動く年ということになろうかと思います。
政権交代という、昨年までの政治的激動を受けて、今年は政治はじめ社会の変革が更に大きく進む年――激動の時こそ、政経塾の長年の同志とともに、新たな志を立て、些かなりとも社会のお役に立てればとの思いです。
いまの政治・経済状況を見ていると、この国、そして東京、生まれ育った新宿の将来が心配でなりません。
「税金の使い道を変えてくれないと、事業が持たない」「このままでは、町会、商店会や組合から、くしの歯が抜けるように会員がいなくなってしまう」「地元の痛みを深く分かち合った街づくりをして欲しい」---切実なお声ばかりです。
かつて都議会議員として8年、税の使い道を決める仕事をさせて頂きました。そして現在は、職業会計人として、税を納めて頂く大切な納税者の代理人として仕事をしております。
たまたま、税金に関して「使い道を決める側」「納める側」という両方の立場を務めてきた立場からも、税の重さを語り続ける使命を感じています。
丁度一年前、日本の古都・奈良で正月を過ごし、その時の薬師寺・安田管主の法話が、とても心に残るものでした。
かつて長年にわたり管主を務められた故高田好胤・管主が昭和40年代に、松下幸之助翁から「このままのでは、日本がおかしくなってしまう。今のうちに日本人の心をしっかり持つようにして欲しい。
高田管主が中心となって何か精神的な支えとなる運動をして欲しい。」と依頼されたことを契機として“まほろば運動”(現在の薬師寺21世紀まほろば塾)を始めたことも、私自身が薬師寺に向かう一因でもあります。
薬師寺・安田管主の法話は、「今日の努力で明日を変える」。
『心』が変われば『態度』が変わる。
『態度』が変われば『行動』が変わる。
『行動』が変われば『習慣』が変わる。
『習慣』が変われば『人格』が変わる。
『人格』が変われば『運命』が変わる。
『運命』が変われば『人生』が変わる。
昨年、この話をご紹介したところ、何人もの皆さんが手帳に貼ってまで大切にして頂いていたことに、感動しました。
今年も一年間、まさに大切にしていきたい心がけです。
本年も、何卒宜しくお願い申し上げます。
本年が、皆様にとりまして充実した良き一年でありますように、心よりお祈り申し上げております。
平成22年(2010年)1月 |