【TFSメルマガ 11/1】国会議論の前に知っておきたい 『年収の壁・支援強化パッケージ』
総選挙も終わり、11月に入りました。
与党にも野党第一党にも、過半数を与えることなく、議席伯仲の緊張感をもって政策ごとに徹底的に議論し、国政を正しく導いていって欲しい・・・まさに、そんな“国民の声”を代弁するかのような選挙結果だったのかもしれません。。。
選挙期間中、20代~30代と話をすると、確かに「手取りを増やす」というワン‣イシューは
かなり働き盛り世代・子育て世代の心を掴んでいるな~という感じがしました。
そこで、俄かにクローズアップされてきたのが『年収103万円の壁』!
そこで今号メルマガでは、国会での『年収103万円の壁』
議論に先立って・・・
企業側としても大きな課題である「人手不足」解消にも役立つ
政府の施策「年収の壁・支援強化パッケージ」について、
ご説明いたします。
特に中小企業にとって人材の確保は、事業継続に欠かせません。
このパッケージを活用することで、「従業員の待遇改善」「働きがいのある環境づくり」
との両立にもお役立ていただけましたら幸いです。
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そもそも「年収の壁」とは?
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そもそも「年収の壁」とは・・・従業員の年収が一定額を超えると社会保険料や税金の負担が増加したり、扶養から外れたりすることで手取り収入が減少してしまう“ボーダーライン”を指しています。
『年収の壁・支援強化パッケージ』の対象となっているのは、以下の2つの壁。
◎106万円の壁
年収106万円を超えると、従業員数51人以上の企業の場合
健康保険・厚生年金への加入が必要で、社会保険料の負担が発生します。
◎130万円の壁
年収130万円を超えると、従業員数50人以下の企業の場合でも
配偶者の社会保険の扶養家族から外れ、自分で国民健康保険・国民年金への加入が必要になります。
これ以外にも、いま大きな注目を集めている
◎103万円の壁(所得税の支払いが発生) や
◎100万円の壁(住民税の支払いが発生) などがあるわけです。
これらの壁により、働く側の従業員は就労意欲を削がれ、年収(労働時間)を調整するため
雇用する側の企業側としても、人材確保が難しくなるという問題が生じているのです。
▼詳細は、厚生労働省リンクもご確認くださいませ。
https://www.mhlw.go.jp/stf/taiou_001_00002.html
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年収の壁・支援強化パッケージの概要
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「年収の壁・支援強化パッケージ」では、
パート、アルバイトで働く方々が年収の壁を意識せずに働ける環境づくりを後押し、
年収の壁を超えても手取り収入が減らない対策を、政府が実施しています。
◎「106万円の壁」への対応策
社会保険等に加入した方へ手当を支給するなどして、手取り収入が減らない取り組みを実施する企業に対して、従業員1人当たり最大50万円の支援が行われます。
※キャリアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)及び社会保険適用促進手当等の活用
◎「130万円の壁」への対応策
繁忙期に労働時間を延ばすなどして、収入が一時的に上がったとしても
事業主がその旨を証明すれば、引き続き被扶養者認定が可能となる仕組みが新設されました。
これにより、従業員は年収が一時的に130万円を超えたとしても、
配偶者の社会保険の扶養家族のままでいられます。
もとより国会での議論を待つまでもなく・・・
パート、アルバイトの方々に、貴重な戦力となっていただいている企業は多く
人員確保のためには、年収の壁への対策が必要不可欠ともいえましょう。
是非ともこの機会に、政府支援策の活用も検討されてみてはいかがでしょうか。
今号メルマガの掲載内容も含めて、お問い合わせ・ご相談などがございましたら、
どうぞお気軽に、TFSコンサルティンググループまでお問い合わせくださいませ。
2024年11月1日
TFSコンサルティンググループ 代 表 山 崎 泰