コーディアル人事労務オフィス

記事一覧

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『ダイバーシティ』に対応! 多様性のある『就業規則』を作るには

24.03.26
ビジネス【労働法】

常時10人以上の労働者を使用している事業場では、労働基準法に基づき、賃金や労働時間などについて定めた『就業規則』を作成することが義務づけられています。就業規則は法令の改正や社会の状況、時代の変化などに合わせて見直すものですが、創業時に作成した就業規則をそのまま使用している場合は、不測の事態をもたらすリスクが懸念されます。働き方や人材が多様化する現在においては、昔のままの就業規則が従業員の意識との乖離を起こし、さまざまな問題を引き起こすきっかけにもなりかねません。多様性のある就業規則の作り方について解説します。

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障害者の『法定雇用率』で企業が注意すべきポイントは?

24.03.12
ビジネス【労働法】

企業に一定の割合で障害者雇用を義務づける『障害者雇用促進法』が改正され、雇用人数の割合を定めた『法定雇用率』の2.3%が、2024年4月から2.5%に引き上げられます。 法定雇用率の引き上げに伴い新たな雇用を行うにあたり、障害者の雇用経験やノウハウがなく、また、手続きや対応などの面から不安を抱えているという企業も少なくないでしょう。 そこで今回は、障害者の雇用を行う企業の負担を軽減するための助成措置や、サポートを受けられる支援機関および支援制度などを紹介します。

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明示ルール変更と同時に検討したい『労働条件通知書』の電子化

24.02.26
ビジネス【労働法】

労働契約の締結と更新の際に事業者が行わなければいけない『労働条件明示』について、2024年4月から新たな明示事項が追加されることになります。 また、労働基準法に基づく省令の改正によって、2019年4月から労働条件通知書の電子化が解禁になりました。 今度の労働条件明示のルール変更のタイミングで、労働条件通知書の電子化を検討している事業者も多いのではないでしょうか。 どのように労働条件通知書の電子化を進めていけばよいのか、事業者が注意すべきポイントを解説します。

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『法定休暇』と『特別休暇』の違いを理解しておく

24.02.13
ビジネス【労働法】

従業員の休暇には、労働法で定められた『法定休暇』と、その企業が独自に設ける『特別休暇』があります。 年次有給休暇などを筆頭とした法定休暇は、従業員の求めに応じて、必ず与えなければいけない休暇です。 したがって、事業者は法定休暇についての付与日数や要件などを正しく理解しておく必要があります。 一方、特別休暇は必ず従業員に与えなければいけないものではありませんが、福利厚生の一環として導入している企業が少なくありません。 法定休暇と特別休暇の種類や日数、取得できる従業員の要件などを説明します。

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『130万円の壁』、条件つきで2年間は扶養のままってホント?

24.01.30
ビジネス【労働法】

日本では労働の中心を担う生産年齢人口が減り続けており、各企業でも労働力の確保が大きな課題となっています。 そこで、政府は企業の人手不足の解消を目的に、『130万円の壁』への対策を打ち出しました。 130万円の壁とは、100人以下の企業で働いている被扶養者の年収が130万円を超えてしまうと扶養から外れ、自身が国民年金や国民健康保険料に加入しなければならなくなることを指します。結果として、手取りが減ってしまいます。2023年10月からは、被扶養者が働く時間を抑えることがないよう、130万円を超えても扶養から外れないようにする「事業主の証明による被扶養者認定の円滑化」がスタートしました。 被扶養者を雇用している事業主に必要な対応を把握しておきましょう。

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フリーランスの『労災』はどうなる? 特別加入の対象が拡大か

24.01.09
ビジネス【労働法】

一人でも労働者を雇用する事業主は、業種や規模にかかわらず、労災保険に加入する必要があります。 労災保険は正式名称を『労働者災害補償保険』といい、業務上の事由や通勤中に起きたケガや病気、死亡などに対して、給付などの補償が行われます。 この労災保険は原則として労働者を保護するものですが、一部の事業主やフリーランスとして働く個人事業主は特別加入制度により、任意での加入が認められていました。 この特別加入制度の対象の範囲が大幅に拡大する可能性があります。 労災の現状と今後の見通しについて、考えていきます。

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労働基準法に基づく賃金支払いの『五原則』と『非常時払』とは

23.12.22
ビジネス【労働法】

労働基準法は、労働条件に関するさまざまなルールを定めた法律で、使用者も労働者も双方がよくその中身を理解しておかなければいけません。 なかでも特に重要なのが、賃金支払いに関する決まりです。 労働基準法では、労働の対価である賃金の支払い方法が細かく規定されています。 もし、この規定を守らずに賃金の支払いを行うと、労働基準法違反となり、労働基準監督署から調査を受ける可能性があります。 賃金支払いにおいて知っておくべき『五原則』と『非常時払』を説明します。

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2024年4月から引き上げられる『障害者法定雇用率』とは

23.12.12
ビジネス【労働法】

障害を持った人が一般の労働者と同じような雇用の機会を得ることができるよう、『障害者の雇用の促進等に関する法律(障害者雇用促進法)』に基づく『障害者雇用率制度』により、一定の規模の企業には障害者の雇用が義務づけられています。 対象となる企業は、従業員に占める身体障害者・知的障害者・精神障害者の割合を一定の割合以上にする必要があります。 この割合のことを『法定雇用率』といいます。法改正により、この法定雇用率が2024年4月から、段階的に引き上げられることになりました。 施行前に、必要となる対応を確認しておきましょう。

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雇用のヒントに! 変わりつつある日本企業の雇用形態

23.11.28
ビジネス【労働法】

コロナ禍の影響を大きく受け、この数年で企業における従業員の雇用形態にも変化がみられるようになりました。日本には正社員、派遣、パート、アルバイトなどさまざまな雇用形態がありますが、現状では非正規雇用労働者が全体の約4割を占めているといわれています。 今回は、非正規雇用労働者が増加した背景を確認しながら、労働者にとって変わりつつある雇用に対する意識と、企業にとって有用な雇用形態について考察します。

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2024年4月からスタート! 労働条件明示のルール変更に備える

23.11.07
ビジネス【労働法】

労働者と労働契約を結ぶ際に、使用者である企業は労働者に対して賃金や労働場所などの労働条件を明示する必要があります。 労働契約法制の見直しによって、この労働条件の明示に2024年4月1日から新たな事項が追加されることになりました。 労働条件の明示に関する新しいルールについて、労働者を雇用する企業はしっかりと把握しておかなければいけません。 これまでの労働条件の明示に関するルールをおさらいしながら、新たに追加される明示事項や、明示を行うタイミングなどについて解説します。