コーディアル人事労務オフィス

記事一覧

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取締役が背任行為? 株主が要求できる会計帳簿の閲覧について

20.07.07
ビジネス【企業法務】

会社法は、取締役が会社の財産を不正に使用するなどの違法行為を行った場合、株主が取締役に対し、『違法行為の差止請求』『取締役の責任追及(損害賠償請求)の代表訴訟の提起』『取締役の解任請求』といった手段を用いることを権利として保障しています。もっとも、それらの権利を十分に保障するためには、調査のうえ、取締役の不正行為を立証するための証拠を株主が事前に取得することが必要になります。 そのために会社法が株主の権利として与えたものが『会計帳簿閲覧謄写請求権』です。 今回は、この会計帳簿閲覧謄写請求権について説明します。

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プレゼン・広告等で著作権侵害をしないための注意点

20.06.23
ビジネス【企業法務】

社内外でのプレゼン資料やランディングページの広告等において、第三者の手による写真、イラスト、文章等を使用する際は、著作権を侵害しないかが気になるところです。他人の著作権を侵害してしまうと、場合によっては、著作権者に対する損害賠償責任や刑事責任を負う可能性もあります。さらに会社としての評判を大きく損なうことにもなりかねません。 そこで今回は、著作権侵害をしないための注意点について、押さえておきたいポイントを説明します。

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『倒産』と『破産』の相違点とは?

20.06.09
ビジネス【企業法務】

2020年に入ってから起きた新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、観光業や飲食業をはじめとして事業の継続が難しくなり、いわゆる『倒産』状態になっている店舗や企業が多く目に付くようになりました。はたして、『倒産』とはどのような状態を指すのでしょうか。 今回は、『倒産』と『破産』の違いをあらためてご説明します。

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社内の不祥事を早期に発見するためのシステムの構築方法

20.05.26
ビジネス【企業法務】

『従業員が会社の金銭を横領した』『取引先からキックバックを受け取っていた』など、社内の不祥事はいつでも起こり得る問題です。 このような不祥事は、早期発見できれば大事に至らずに済みますが、発見できないまま不祥事が重なり、発覚したときには会社の財産が大幅に減少しているケースもあります。最悪の場合、行政機関や報道機関に直接通報されてしまい、会社の名誉が大きく傷つけられることもあるでしょう。 そのようなことにならないように今回は、取締役の立場から、不祥事を早期に発見するシステムを構築する方法について説明します。

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新型コロナによる休業手当は不可抗力かどうかがポイントに

20.05.12
ビジネス【企業法務】

現在、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、休校措置やイベントの中止等さまざまな対策が行われています。 また、会社においても勤務時間の変更や勤務形態の変更等の対策の必要性に迫られている状況ではないでしょうか。 今回はこれらの対策のなかでも、従業員を休ませた場合の休業手当を支払う必要性について、解説します。

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契約書・利用規約に『損害賠償条項』を記載するときのポイント

20.04.24
ビジネス【企業法務】

取引先と契約書を交わす際、交渉の争点となりやすい条項の一つが損害賠償条項です。 また、BtoCビジネスにおける個人のお客様に向けた利用規約においては、事業者側としてはリスクヘッジのために免責規定を定めておきたいところです。 今回は、事業者間取引における契約書や個人消費者との利用規約において、損害賠償条項を検討する上でのポイントについて説明します。

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定期購入の最終注文確認画面で注意すべき点とは?

20.04.07
ビジネス【企業法務】

近時、健康食品や化粧品を中心として、一度申込みをすると、定期的に商品が送られてくる定期購入の仕組みが広がりを見せています。一方で、定期購入と認識せずに申込みをしたというトラブルも後を絶ちません。そんななか、定期購入の最終注文確認画面が不適切であったとして、業務停止命令の行政処分が出される事案が発生しました。一体、何が不適切で、どのように対処すればよかったのでしょうか。 そこで今回は、定期購入による販売を行うときの注意点について紹介します。

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外部業者に委託した制作物の著作権は誰のもの?

20.03.24
ビジネス【企業法務】

会社が販促物の制作を外部業者に委託するといったことは日常的に行われています。その際、「納品された物の制作に対する報酬を支払ったのだから、著作権も自分たちのものだ」などと考えていませんか。そうであれば認識を改める必要があります。 今回は、制作物の著作権は誰のものとなるのかについて、著作権法の基本的な考えを説明します。

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『覚書』と『契約書』の違いと注意点とは?

20.03.10
ビジネス【企業法務】

取引先と合意内容を記載して取り交わす書面は、『売買契約書』『業務委託契約書』というように『○○契約書』と題するものだけではなく、『覚書』というタイトルの書面も、実務上よく目にします。 この覚書は、契約書とは、どう違うのでしょうか。 そこで今回は、双方の違い、覚書が作成される場面、そして覚書作成の際の注意点についてご説明します。

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円満な事業承継を見据えた定款作成の考え方とは?

20.02.25
ビジネス【企業法務】

いざ会社を設立しようと思ったとき、必ず作らなければならないものがあります。それは定款です。定款とは、会社の憲法にあたる重要なものです。 定款を作成するときは、将来、事業承継を進めることを見据えたうえで、作成しなくてはなりません。そこで今回は、円満な事業承継を見据えた定款作成の考え方について紹介します。