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2016年以降に外貨建MMFを日本円に転換すると課税されます!

15.08.14
ビジネス【税務・会計】
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円安が進み、為替レートも気が付けば1米ドル=125円。外貨預金をされていた方は、円転すると結構プラスが出ていることと思います。 

ただ外貨預金の大きな問題のひとつとして、確定申告時に、いついくらの為替レートで外貨に換えたのか、最終的にいくらプラスが出たのかを把握することが非常に煩雑であることが挙げられます。
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そこで、まったく手間が掛からず、しかも節税方法のひとつとして、外貨預金はMMFで運用するというのがありました。 

外貨建MMFは、その売却時、つまり、日本円に戻す際に非課税となるため、確定申告をする必要もなく、手間も税金も掛からない非常に有効な手段だったのです。 

しかし残念ながら、その制度も今年の年末で終了となります。来年の1月以降に外貨建MMFを日本円に転換する場合は、課税されることとなってしまいました。 

円安は本来、貨幣価値の下落であり、円換算ではなく他国通貨の基準では、場合によって損失を出しているかもしれない。つまり本当の利益が出たわけではないにもかかわらず、そこに課税が発生することには疑問があります。 

とは言いましても、引き続き為替差益狙いの運用であれば、税率が20.315%で済むこと、上場株式等との損益通算が認められていることなどを勘案すると、通常の外貨建預金よりもMMFの方が税務的には相当有利です。 

これからも東京オリンピックまで円安傾向は続くものと予想されています。為替差益の出ている外貨建MMFを現在お持ちの方は、年末までに一旦外貨建MMFを売却(=円転)をして、再度外貨建MMFへの預け入れを、また、通常の外貨建預金やこれから外貨建預金をしようとされている方は、外貨建MMFで運用されることをお勧めいたします。 


経営に通じる税務・会計 


[記事提供] 

(運営:株式会社アックスコンサルティング)