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手軽に始められるソーシャルメディア施策、ツイッターの活用法について考えてみよう(その3)

14.07.13
ビジネス【マーケティング】
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前回は、ツイッターのビジネスへの活用について、
初心者の方が実際に書き込みを始める時の注意点を、
8つにまとめてお届けしました。

今回はツイッター活用のもうひとつの視点、
“ソーシャル・リスニング”と呼ばれるものについて
解説していきましょう。
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佐藤達郎の今すぐ使える!マーケティング手法

ツイッターは、情報発信ツールとしての側面の他に、
情報収集ツールとしての側面を持っています。
私自身、個人として使うに当たっても、
地震情報から電車遅延情報まで最も早く情報を
得ているのはツイッターからです。

さらに、マーケティングの新手法についてから、
世界で話題になっている動画についてなど、
仕事の参考になる情報もたくさん入って来ます。

この情報収集ツールとしての側面を積極的に
活用しようとするのが、
“ソーシャル・リスニング”です。
いわば「ソーシャル・メディアに聞いてみよう!」と
いうわけです。
 
大企業の例で言えば、自社の商品名やサービス名あるいは企業名を
ツイッターの検索スペースに打ち込み、ユーザーがツイートしている内容を収集し、
商品改良や次の新商品のヒントなどを探るわけです。
ツイッターを活用した“無料の”アンケート調査と言ってもいいでしょう。

この方法は皆さんのビジネスにも、すぐにでも活用できます。
すなわち、自社名や商品名、サービス名、お店の名前、メニュー名、キャンペーン名
などについて、検索をかけるのです。

「検索をかける」のは難しくありません。
ツイッターのトップページに現れる検索窓に
商品名など調べたいキーワードを入れて検索ボタンを押すだけです。

ここで注意したいのは、悪口やネガティブなコメントこそが、
ご自身のビジネスの役に立つということです。
気分はよくないかもしれませんが、より良いビジネスへのヒントを探しましょう。
 
また、自分のお店の名前を検索しても何のツイートもない時は、
関連した項目を検索しましょう。

例えば、イタリアン・レストランを営んでいるのであれば、
「イタリアン」とか「パスタ」とか「ワイン」などで検索しても、十分にヒントは探せます。

さて、次回ももう1回、ツイッターの活用法について、考えて行きたいと思います。


次回の「佐藤達郎の今すぐ使える!マーケティング手法」は
「手軽に始められるソーシャルメディア施策、
ツイッターの活用法について考えてみよう。その4」をお届けします。


[プロフィール]
佐藤 達郎(さとう・たつろう)
多摩美術大学教授(広告論/マーケティング論)、コミュニケーション・ラボ代表。2004年カンヌ国際広告祭日本代表審査員。浦和高校、一橋大学、アサツーDK、(青学MBA)、博報堂DYを経て、2011年4月より現職。著書に、『NOをYESにする力!』『アイデアの選び方』『自分を広告する技術』『教えて!カンヌ国際広告祭』がある。

[記事提供]

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