人手不足、求人倍率2倍(東京)!時代の人事評価
昨日は大阪で、とある大手小売企業の新入社員約100人向けに「ポジティブ話法」研修を行いました。 将来の成長が楽しみです。それにしても、いまどき、新入社員をこれだけ採用するのは、大変なことです。データでみると、2016年5月の有効求人倍率が、東京都は2.03倍、全国平均では1.36倍でした。 全国平均の月間データで見ると、リーマンショック後の2009年8月の0.42倍が底値、そこからみると3倍以上です。求人数は増え続けているのに、求職者数は減り続ているので、この倍率は上がり続けています。 ちなみに、1.36倍というのは、あの懐かしのバブル経済のころ、昨日研修を受けていただいたく方々が生まれる前、 私が新入社員1年目だった、、、1991年10月以来25年ぶりの数字です。 (厚生労働省発表) http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000128594.html 統計数値と符合するように、今年に入って、経営者の皆様から一番多くお聞きするのは、 「とにかく、人が足りない、人を採れない、何かいい手はないか?」 という切実な声です。 現場においても、今までいた仲間がやめて、必要な人員が補充されないと、 残された社員の負担が増して、それが次の離職につながる、という悪循環が懸念されます。 さらに、「同一労働・同一賃金」、「最低賃金アップ」、「固定残業代の金額・時間明示義務」など、 政策環境も、経営にとって厳しい状況です。 現場運営においても経営のかじ取りにおいても、「人」の問題への対処の重要性が増しています。 この問題に対処し、持続可能な経営を堅持するにはどうしたらよいのでしょうか?