5. 社会の繁栄(第2部・第5章・リード)
永続を目指し続ける~非上場・中堅・中小企業のための「持続可能な経営の設計技法」~
今回は、青字の部分です。
第2部:4バリュー実現のための経営技法(各論)(ToDo)
5. 社会の繁栄
5.1「社会課題」リストとしてのSDGs
5.2「●●対地球」モデルからの脱却
5.3ステークホルダーに「●●できることで、まだしていないこと」
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5. 社会の繁栄
「社会とは何か」。
大学で社会学科を選択し、社会学概論という講義を受けましたが、
最初の講義のお題がこれでした。
社会について学ぼうというのに、社会の定義がわからなければ始まりませんね。
で、教授が、「社会とは、●●の説によれば・・・」と説明されるので、
なるほどそうですか、とノートをとりました。
「ところが、◆◆の説によれば・・・」と別の定義を説明されるので、
いろいろ議論があるんだな、でも最後は1つの結論になるんだろうと思って
ノートを取り続けました。
・・・
そしてついに最後に!
「というわけで、社会の定義には諸説あって難しいんです」
・・・
それ、最初にいっていただきたかったのですが。
また当時、先輩の井出プロによる「麻雀の社会学」というタイトルの卒業論文があるらしい、と風のうわさに聞いていました。
それなら、アタマに●●をつければ、だいたいなんでも社会学になるな、自由な学問だな、とも思いました。
そんなこともあって、私は自分の卒業論文を「廃棄物問題の社会理論」としました(社会「学」というにはおこがましいと思って社会「理論」)。
ちなみに、人が1人だけだと社会にはなりません。最低2人以上の人間のかかわることが、社会の必要条件です。
読者の皆さんも、「家族」という社会の中に生まれ落ち、「学校」という社会、「部活」という社会、「会社」という社会、「SNS」という社会、等々で生きているので、その経験から、ご自身の「●●社会学」を作れるかもしれません!
さて、本章のテーマは「社会の繁栄」ですが、会社が「社会の繁栄」を考える場合の「社会」は、どのように定義したらよいのでしょうか。
先週の記事は、会社と個人の「自社ワールド」の守り方でしたが、この「自社ワールド」こそが、その答えです。
地理的にいえば「商圏」(お客さんのいるエリア)、
システム的にいえば「サプライチェーン」や「バリューチェーン」のつながり、
環境的にいえば「環境影響」の広がりということになります。
会社は、この自社ワールドの中の人々に影響を与え・与えられつつ存在しています。
当然、会社ごとに、「自社ワールド」の定義は異なります。
隣り合う会社であっても、ビジネスが違えば、商圏は一部しか重ならないでしょうし、サプライチェーンの構成も分布もまったく違いますし、環境への影響が及ぶ範囲も程度も違います。
CSR(企業の社会的責任)というときの、責任を負う「社会」は、自社ワールドです。
半径1m(手の届く範囲)から2万km(地球の半径)まで。
あなたの会社の自社ワールドは、どこからどこまでですか?