社会保険労務士法人村松事務所

税務調査は家の掃除みたいなもの

13.09.15
ビジネス【税務・会計】
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みなさん突然ですが、
ご自宅はきれいになっておりますか?

私はお世辞にもきれい好きとはいえず、
部屋はわりと散らかっている方なんですが、
先日久しぶりに友人数人が
家に遊びに来るということで、
半日かけて、部屋の大掃除をしました。
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「人が来る!」となると掃除をするから、
よかったと思う反面、日頃から少しの心がけで、
無駄な時間や出費がなくなるのに…と思いつつ、
またしばらくすると部屋が散らかるんですね。

まぁ、それでも直前に頑張った甲斐があって、
部屋は理路整然として、インテリアを褒められたわけですが。

そんな褒めてくれる友人の中に
浮かない顔をしているのが一人いました。

話を聞くと、ここ数年会社が軌道に乗ってきて、
税金を払うようになった途端、税務調査のお知らせが来て、
来週に実施されるとのこと。

泣きつかれるように何を準備すればいいのか?と聞かれ

簡単なヒアリングをしましたが、
売上を隠したり、架空の費用を計上したりといった
意図的な不正は全くしていないとのこと。

上記のような話がなければ、
会社が軌道に乗ってきた初めての税務調査で、
もっとも多いと思われる指摘事項は、
【会社の経理体制(税務も含めて)】の不備です。

例をあげると、日々の取引の記帳や、証憑類の保存が適切にされていない、
税務知識が無いため、費用計上や消費税の分類に誤りがある。

友人に体制を聞くと、最低限の簿記知識を持った奥様が、
数ヶ月に一度、帳簿の記入をしていること。

そこで…
私がこの数日を思い返して友人に発した落とし文句

『税務調査は家の掃除みたいなもので、
部外者がくると思うと緊張してちゃんとするんだよ。
でも、家の掃除は半日でそれなりにきれいになるけど、
税務調査は慌てて準備しても取り返しが付かないよう、
日々の作業がとても大事だよ』と。

上記の落とし文句で、
私は彼の会社の税務顧問になりました。