「組織原則が組織運営の問題を解決する」編
<優秀な社員は勤務態度が良い人の原則>
優秀な社員を表現するときは「成果が高い」「重要業務ができている」そんな言い方をすることになるでしょう。
これはどこの会社でも共通のことで例外はないと言っていいかもしれません。
一般的に、一般職層を卒業して中堅職層にステップアップするときの成長点数が80点以上といった点も共通していますが、さらに共通していることがあります。
それは中堅職にステップアップさせたいと思っている社員の勤務態度は、必ず良いということです。
どうして経営者は勤務態度の良い社員しか中堅職にステップアップさせて来なかったのでしょうか。
優秀な社員を表現するときは「成果が高い」「重要業務ができている」そんな言い方をすることになるでしょう。
これはどこの会社でも共通のことで例外はないと言っていいかもしれません。
一般的に、一般職層を卒業して中堅職層にステップアップするときの成長点数が80点以上といった点も共通していますが、さらに共通していることがあります。
それは中堅職にステップアップさせたいと思っている社員の勤務態度は、必ず良いということです。
どうして経営者は勤務態度の良い社員しか中堅職にステップアップさせて来なかったのでしょうか。
それは、組織運営するときにとても重要なことは勤務態度を守ってもらうと
いうことです。規律性や責任性や積極性、経営者が大事にしている価値観を
大事にする社員。そのような社員に育て上げることが上司の仕事だからです。
つまり、これから部下の指導をしてもらう中堅職の社員の勤務態度が4点以上
でないとすれば、部下に対して指導できないことになります。
重要業務の遂行の仕方の指導、知識・技術の習得の仕方の指導、様々な指導が
ありますが、中堅職になっての一番の指導は、この勤務態度を守らせることが
とても大きなウェートを占めています。
この勤務態度を中堅職になった社員が守れないとすれば、自らの部下に対して
そのことを守らせる指導は、当然のことながら難しくなります。
自分の部下に対して「君は仕事に対して積極性がない」と言ったときに、その
部下から「いや、あなたの方が積極的ではない」と言われたら話になりません。
そのため、我社にとって必要だと思われる勤務態度をすべて守ることができる
人以外は中堅職にしないという原則があります。
そしてこの原則を守っていくためには、成長シートの成長要素のウェート配分
に工夫が必要になります。
当初は、勤務態度はそれほど重要視していなかった経営者も実は勤務態度のウ
ェートを高めることが必要になるということです。
仮に、期待成果のウェートが10%、重要業務が20%、知識・技術が30%、勤務
態度が40%という割合でウェートを作るとすれば、この会社では勤務態度が4点
以上でなければ中堅職にステップアップすることがとても難しいことが分かります。
それがきちんと説明できれば、社員は勤務態度を守ることから取り組み、そして
知識・技術を身につけ、重要業務を遂行し、結果として成果を上げるという順序
で成長していくことになります。
この成長の仕方をしていない社員は中堅職にステップアップすることはないでし
ょうし、ましてや管理職にステップアップすることもないと言えます。
一般職層で勤務態度の良い社員が中堅職にステップアップしたために、中堅職に
なった段階ではこの勤務態度のウェートは相当下がることになります。中堅職の
勤務態度のウェートが低い理由もここにあります。
経営者が今までやってきたことを可視化することによって、我社での一般職層の
社員の成長の仕方が乱れなく統一した形で、「まずは勤務態度を守る」となれる
のは、このウェートの付け方によってです。
そしてこの会社で成長するためには、勤務態度を守ることが必要であることを
認識し、そして中堅職になった社員は自分ができることを一般職に説明すること
になるでしょう。
成長シートは優秀な社員を可視化して作りました。そのため、勤務態度の必要性
を質問される経営者もいますが、実は日本の経営者はこの勤務態度の遵守に大き
なウェートを掛けていたことを思い出す必要があるでしょう。
そして自分自身もどうであったかということを振り返る必要があると考えていた
だきたいと思います。
= この続きは、来月またお送りいたします。 =
いうことです。規律性や責任性や積極性、経営者が大事にしている価値観を
大事にする社員。そのような社員に育て上げることが上司の仕事だからです。
つまり、これから部下の指導をしてもらう中堅職の社員の勤務態度が4点以上
でないとすれば、部下に対して指導できないことになります。
重要業務の遂行の仕方の指導、知識・技術の習得の仕方の指導、様々な指導が
ありますが、中堅職になっての一番の指導は、この勤務態度を守らせることが
とても大きなウェートを占めています。
この勤務態度を中堅職になった社員が守れないとすれば、自らの部下に対して
そのことを守らせる指導は、当然のことながら難しくなります。
自分の部下に対して「君は仕事に対して積極性がない」と言ったときに、その
部下から「いや、あなたの方が積極的ではない」と言われたら話になりません。
そのため、我社にとって必要だと思われる勤務態度をすべて守ることができる
人以外は中堅職にしないという原則があります。
そしてこの原則を守っていくためには、成長シートの成長要素のウェート配分
に工夫が必要になります。
当初は、勤務態度はそれほど重要視していなかった経営者も実は勤務態度のウ
ェートを高めることが必要になるということです。
仮に、期待成果のウェートが10%、重要業務が20%、知識・技術が30%、勤務
態度が40%という割合でウェートを作るとすれば、この会社では勤務態度が4点
以上でなければ中堅職にステップアップすることがとても難しいことが分かります。
それがきちんと説明できれば、社員は勤務態度を守ることから取り組み、そして
知識・技術を身につけ、重要業務を遂行し、結果として成果を上げるという順序
で成長していくことになります。
この成長の仕方をしていない社員は中堅職にステップアップすることはないでし
ょうし、ましてや管理職にステップアップすることもないと言えます。
一般職層で勤務態度の良い社員が中堅職にステップアップしたために、中堅職に
なった段階ではこの勤務態度のウェートは相当下がることになります。中堅職の
勤務態度のウェートが低い理由もここにあります。
経営者が今までやってきたことを可視化することによって、我社での一般職層の
社員の成長の仕方が乱れなく統一した形で、「まずは勤務態度を守る」となれる
のは、このウェートの付け方によってです。
そしてこの会社で成長するためには、勤務態度を守ることが必要であることを
認識し、そして中堅職になった社員は自分ができることを一般職に説明すること
になるでしょう。
成長シートは優秀な社員を可視化して作りました。そのため、勤務態度の必要性
を質問される経営者もいますが、実は日本の経営者はこの勤務態度の遵守に大き
なウェートを掛けていたことを思い出す必要があるでしょう。
そして自分自身もどうであったかということを振り返る必要があると考えていた
だきたいと思います。
= この続きは、来月またお送りいたします。 =