『睡眠時無呼吸症候群(SAS)』治療における歯科連携の重要性
「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は、夜間のいびきや日中の強い眠気、集中力の低下など、日常生活にさまざまな影響を及ぼす疾患です。SASの診断や治療は、耳鼻咽喉科や呼吸器内科といった専門の診療科が中心となって行いますが、歯科との連携が患者の疾患の改善に大きく寄与することがあります。特に「口腔内装置(マウスピース)」は、SASの基本的な治療であるCPAP療法の代替療法や補助療法として用いられることもあり、歯科医師の協力が欠かせません。SAS治療に関心のある歯科医院に向けて、歯科連携の重要性について説明します。