生きがいラボ株式会社

記事一覧

dummy

在宅での看取りに対応!『在宅緩和ケア充実診療所』の届出を行うには

25.09.02
業種別【医業】

終末期の患者とその家族を支える「在宅緩和ケア」へのニーズが高まっています。2016年の診療報酬改定では、こうしたニーズの高まりに応えるため、「在宅緩和ケア充実診療所・病院加算」が新設されました。この加算を届け出た診療所は「在宅緩和ケア充実診療所」として扱われます。加算は施設規模を問わず、どのクリニックでも届け出ることができますが、求められる要件が非常に厳しく、現状では在宅緩和ケア充実診療所の数も多くありません。高度な緩和ケアを在宅で提供できる在宅緩和ケア充実診療所の施設基準や、届出によって得られるメリットなどを解説します。

dummy

老朽化する建物が急増! コストを抑えて医療施設を建て替えるには

25.08.05
業種別【医業】

現在、全国の多くの病院や診療所が施設の老朽化という問題に直面しています。2023年の「病床機能報告」をもとに行なったNHKの調査によると、法定耐用年数である築40年を超える病棟を持つ病院が、全国で1,600施設以上に上ることがわかりました。医療提供の質を維持し、患者や医療従事者の安全を守るためには、これらの老朽化した施設の建て替えが不可欠です。しかし、多額の費用が必要となる建て替えは、病院にとって非常に大きな負担であり、資金調達や計画の策定は容易ではありません。老朽化の進む医療施設について、コストを抑えながら建て替える方策を探ります。

dummy

患者との「ラポール」を形成するために必要なスキルとは

25.07.01
業種別【医業】

医療現場におけるラポールとは、医療従事者と患者が互いに信頼し合い、安心して感情の交流ができる関係性を指します。この信頼関係が、患者の治療への積極的な参加を促し、ひいては治療効果の向上にもつながります。しかし、「ラポール形成が重要だ」と理解していても、具体的にどのようなスキルが必要で、どのように磨けばよいのかということを体系的に学ぶ機会は少ないかもしれません。今回は、患者の状態をより深く理解するための、ラポールの形成に必要なスキルについて解説します。

dummy

『医師の偏在』解決に? 地方で開業するメリットとデメリット

25.06.03
業種別【医業】

日本全体で見ると医師の数は増加傾向にありますが、その分布には依然として大きな偏りがあります。都市部に多くの医師が集中する一方、地方では医師不足が深刻化しており、地域住民の医療アクセスに格差が生じている現状は、医療提供体制における重要な課題といえます。こうした「医師の偏在」を是正する一つの手段となるのが、地方での医院の開業です。地方での開業は、医師としてのキャリアに新たな可能性をもたらすだけでなく、地域医療の再生にも貢献できます。地方での医院開業のメリットとデメリットを確認しておきましょう。

dummy

全国的な普及を目指す『電子処方せん』の仕組みとメリット

25.05.06
業種別【医業】

医療現場におけるIT化や医療DXが急速に進展するなか、「電子処方せん」の導入が進められています。電子処方せんとは、従来の紙による処方せんに代わり、電子データとしての処方情報を医療機関と薬局間で共有する新しいかたちの処方せんです。電子処方せんの導入により、患者の利便性の向上はもちろん、医療機関・薬局における業務効率化や医療の安全性の向上など、多岐にわたるメリットが期待されています。日本でも導入が始まった電子処方せんの基本的な仕組みや処方から調剤までの流れなどを解説します。

dummy

医療機関の倒産が増加! 経営危機に直面する前にやっておきたいこと

25.04.01
業種別【医業】

ここ数年、病院や診療所の倒産および休廃業が相次ぎ、各医療機関の経営状況はますます厳しさを増しています。2024年もその傾向は変わらず、多くの医療機関が経営危機に直面しました。その背景には、医薬材料費の高騰や恒久的な人材不足などがあるとされています。医療機関の経営者は常に危機感を持ち、経営状況を把握しながら適切な対策を講じなければいけません。医療機関の倒産が増加している現状を踏まえ、その要因や予兆、倒産を防ぐための方法などについて解説します。

dummy

医療現場で導入が進む『コーチング』の役割

25.03.04
業種別【医業】

近年、医療現場における「コーチング」が注目を集めています。コーチングとは個人やチームが掲げる目標を達成したり、潜在能力を引き出したりするサポートプロセスのことで、スポーツやビジネスの世界ではすでに広く活用されています。なぜ、医療の現場でもコーチングが導入され始めているのでしょうか。今回は、コーチングの導入が進む背景や、コーチングのメリット、コーチングの種類などを解説します。

dummy

新薬から診断方法まで『認知症』の最前線に迫る

25.02.04
業種別【医業】

認知症とは、病気などによって脳の神経細胞の動きが徐々に変化し、認知機能が低下して、社会生活に影響が出る状態のことを指します。日本において、認知症患者は年々、増加傾向にあります。患者が増え続けるなか、医師は認知症の早期発見や支援などに努めなければいけません。認知症患者とその家族が頼れるのは、主に地域の「かかりつけ医」です。新しい治療薬や簡易的な検査方法などが注目を集める認知症治療の『最前線』を把握しておきましょう。

dummy

『高額療養費制度』について患者から説明を求められたら

25.01.07
業種別【医業】

1カ月にかかった医療費の自己負担額が一定の上限を超えた場合に、その超えた分を支給するのが「高額療養費制度」です。上限額は患者の年齢や所得によって決められており、負担をさらに軽くする仕組みも設けられています。患者は医師から説明を受けてみずからの治療法を選びますが、その際に治療費の額が意思決定に影響することが多々あります。患者から求められた際に説明できるよう、高額療養費制度について理解を深めておきましょう。

dummy

労働時間になる?『オンコール待機』についての考え方

24.12.03
業種別【医業】

患者の急変などに対応するため、勤務医にオンコール待機をさせている医療機関は少なくありません。オンコール待機とは労働時間外に自宅などの職場外の場所で医師に待機してもらい、緊急時には携帯電話などで呼び出して、駆けつけてもらう体制のことを指し、「宅直勤務」とも呼ばれます。このオンコール待機は夜勤や当直勤務と同じような労働時間にあたるのでしょうか。それとも労働時間にはあたらないのでしょうか。オンコール待機が労働時間であるかどうかを判断するための考え方について解説します。