患者からの診察治療に応じる『義務』と拒否できるケース
医師や歯科医師には、歯科医師法や医師法によって、『応招義務』が定められています。
応招義務とは、患者から診察治療を求められたら、正当な理由なくこれを断ってはならないという義務のことで、違反した場合には、患者から損害賠償請求を起こされる可能性もあります。
では、患者からの診察治療の求めを拒否できる『正当な事由』とは、どの程度のものをさすのでしょうか。
今回は、応招義務違反にならない、正当な事由の解釈について説明します。