医療の接遇は『聴き方』である
元・東京大学接遇向上センター顧問の近藤和子さんは、
現在病院や介護施設などで接遇研修を行っていますが、
医療スタッフでも介護スタッフでも、
接遇の要諦は「カウンセリングマインド」にある、
とおっしゃいます。
元・東京大学接遇向上センター顧問の近藤和子さんは、
現在病院や介護施設などで接遇研修を行っていますが、
医療スタッフでも介護スタッフでも、
接遇の要諦は「カウンセリングマインド」にある、
とおっしゃいます。
「医療の接遇」というと、
医師の受け止め方は2パターンあるようです。
ひとつは、肯定派。
「うん、これからは患者さんにもやさしく、
丁寧にしなければいけないから、
あいさつとか、言葉づかいとか、話し方は大切だよね」
もう一方は、否定派です。
「医療に接遇? 要らないよ、そんなの。
医療機関は病気を治すことが本命で、
『患者さま』などと呼んで気持ちよくする場所ではない」
とおっしゃる。
クリニックを開業する時、
その地域に医師の知名度があるかどうかは
重要なポイントです。
もともと地元の病院に勤務しており、
「実は、僕は年内いっぱいでこの病院を辞めて、
近くに開業することになりました」
「え、○○先生開業するんですか?
じゃ、私も診療所に通わせてもらおうかな。
その方が待ち時間も少なそうだし」と、
患者さんが移ってくる形で開業できるのであれば、
まずまずハッピーでしょう。
看護師さんに対する、
クリニックの医師の期待はさまざまです。
「採血だけこなしてくれればいい」とか、
「バイタル以外のもう一歩突っ込んだ検査にも
一応対応できてほしい」とか、
「患者さんの家族関係を
世間話から聞きだしてもらえたら」とか…。
医師に専門医制度があるように、
看護師や薬剤師にもまた
さまざまな専門知識と
臨床能力の認定制度があります。
看護師には、
“熟練した看護技術と知識を用いて
水準の高い看護実践ができる”
21分野の「認定看護師」があります。
現在、国内の糖尿病人口は約1,000万人。
それに対して、
糖尿病専門医の数は現在4,555名。
大病院の糖尿病内科や
内分泌代謝科で勤務していたり、
その経験をもとに地域で
糖尿病内科の専門クリニックとして
独立開業するパターンがあります。