税理士法人エスペランサ

なかなか成果が出ていないお店は必見! 飲食店のSNS活用攻略法

22.10.04
業種別【飲食業】
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感染症の蔓延や気候不順、物価高騰など、外部環境の変化に左右されやすい飲食店経営。
安定的な売上を維持するにはお客を呼び込む集客戦略が欠かせず、最近はSNSを利用した集客を試みる飲食店も増えてきました。
しかし、SNSの強みを『うまく活用できていない』『なかなか集客までつながらない』という声は少なくありません。
そこで今回は、飲食店の集客アップにつながる効果的なSNSの活用方法を解説します。
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飲食店が集客にSNSを活用するメリット

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは、InstagramやTwitter、Facebookなどに代表されるオンラインの交流サービスです。
ICT総研が行った『2022年度SNS利用動向に関する調査』によると、2022年現在、日本のSNS普及率は82%であり、利用者は今後も拡大していくとみられています。
SNSはお客様が来店する仕組みづくりに活用でき、すでに多くの飲食店が実際に取り入れています。

飲食店がSNSを活用する代表的なメリットには、以下のようなものがあります。

●コストがかからない
●情報伝達のスピードが速い
●潜在顧客にも情報発信できる
●双方向のコミュニケーションが可能
●ユーザーの反応がリアルタイムでわかる

SNSは基本的に無料でアカウントを開設できるため、コストをかけずに情報発信できるのがメリットです。
また、情報が伝わるスピードが速く、拡散力があるため、潜在顧客へのアピールにも効果的です。
SNSには『いいね』やコメントをつける機能などもあり、ユーザーと店が双方向でコミュニケーションをとりやすいこともメリットです。
こうしたユーザーからの反応はリアルタイムで把握できるため、投稿ごとにデータの収集・分析が可能で、見直しや改善に役立てることができます。


集客につなげるSNS活用5つのコツ

SNSを飲食店の集客に活用する方法はさまざまですが、基本的なコツを5つ紹介しましょう。

1. ペルソナを設定する
ペルソナとは、その商品・サービスを使用する典型的なユーザー像のことです。
SNSアカウントを運用するうえでは、店のターゲットとなるペルソナを設定し、その人にアピールする気持ちで投稿をつくるのがポイントです。
誰に向けたメッセージなのか意図せず、やみくもに投稿をしても、店に足を運んでもらえるようなファンをつくることは難しいでしょう。
効果の高いアプローチを行い、ユーザーの行動に結びつけるためには、まずペルソナを設定し、ターゲット層の関心を引いて、心を動かすような発信をする必要があります。

2. 定期的に投稿する
フォロワーを増やすポイントは、定期的に投稿し続けること、投稿頻度を維持することです。
特に飲食店の場合、店内の様子や料理など写真映えする情報が多いため、ユーザーの視覚に訴えやすいInstagramが効果的といわれています。
SNSのユーザーは複数のアカウントをフォローしていることが多く、タイムラインに表示されても、すぐにほかの投稿が重なり、表示されなくなります。
既存のフォロワーを逃さないためには、定期的な投稿を継続し、ユーザーの目に触れる機会を増やすことが大切です。

3. SNSキャンペーンを開催する
SNSキャンペーンとは、SNSを利用したユーザー参加型のキャンペーン施策です。
キャンペーン投稿は拡散されやすいため、より多くのユーザーに店を知ってもらうチャンスとなります。
新規顧客の獲得や店のファンを増やすきっかけにもなるでしょう。
また、拡散力のある企画を少ない費用で開催できるため、費用対効果が高いこともポイントです。

4. ユーザーの投稿に反応する
SNSで集客につなげるには、店に関するユーザーからの投稿はできる限り拾い、コメントやシェアをするなど、反応することが大切です。
ユーザーの投稿に丁寧に対応することは、そのユーザーと信頼関係が構築できるのはもちろん、やりとりが目に入ったほかのユーザーにもよい印象を与えられます。
ハッシュタグが付いている投稿だけではなく、店に関連するワードは定期的に検索し、ユーザーからの反応を探してみましょう。
手軽に双方向のコミュニケーションがとれるのがSNSのメリットです。ユーザーとの交流は積極的に行いましょう。

5. 各SNSの分析機能を活用する
どのSNSにも、分析機能が搭載されています。
たとえば、Instagramではビジネスアカウントに『Instagramインサイト』、Twitterではすべてのアカウントで『Twitterアナリティクス』が使えます。
投稿に対するユーザーの反応が数字でわかるため、反応が集まりやすい投稿・集まりにくい投稿の傾向を分析できます。
こうしたデータ収集・分析を、リアルタイムで行えるのはSNSならではのメリットです。

『Plan(計画)』『Do(実行)』『Check(評価)』『Action(改善)』のPDCAを回し、情報発信の精度を上げて飲食店の集客につなげましょう。


※本記事の記載内容は、2022年10月現在の法令・情報等に基づいています。