税理士法人エスペランサ

簿外貯金のすすめ

14.06.29
ビジネス【税務・会計】
dummy
アベノミクスのおかげでしょうか?
最近ちょっとだけクライアントの飲食店の売上が
上がってきたような気がします。

また、輸出に携わる業界や建設業界の決算でも、
比較的良い数字が上がってくるようになってきました。
久々に節税のお話をする機会が出てまいりました。
dummy
利益を上げる税務・会計

しかしながら、これまで苦労をしてきた
経営者の皆さまは慎重です。
単純に支出をして節税をしたいというような
相談をしてきません。

お金を使わずに合法的に、将来に備えて
貯金をしたいというような矛盾する
ご相談をしてきます。

そこでまずお勧めするのが「小規模企業共済」と
「中小企業倒産防止共済」の2つです。

実はこの2つ、経費にしながら
簿外に貯金ができるという画期的な共済なのです!

小規模企業共済の本来の目的は、
個人事業の廃業や会社等の役員を退職したときなどの
生活資金等をあらかじめ積み立てておくための共済制度です。

一方の中小企業倒産防止共済は、取引先倒産の影響を受けて、
連鎖倒産や経営難に陥ることを防止するための共済制度です。

いずれも掛け金はすべて損金となり、
場合によっては任意解約することもできます。
しかも、解約時には少額ではありますが、
利息も付けてくれます。
場合によっては、この掛け金を担保に
貸し付けをしてくれるという優れものです。

掛け金に制限はありますが、
是非とも利用しておきたい制度ですので、ご検討ください!


次回の「利益を上げる税務・会計」は
「月末休日の場合の支払い」をテーマにお届けします


[記事提供]

(運営:株式会社アックスコンサルティング)