税理士法人エスペランサ

ネット時代の新理論AISAS(アイサス)も充分に意識しよう

14.04.13
ビジネス【マーケティング】
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広告の古典的な名理論に、
AIDMA(アイドマ)の法則があります。

しかし、ネットやソーシャルメディアが発達した今、
広告を語る上でより適した新理論も現れています。
それが電通の提唱するAISAS(アイサス)です。
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佐藤達郎の今すぐ使える!マーケティング手法

AISASのAとIはAIDMAと同じAttention(注意)と
Interest(興味)ですが、その次からが変わっています。
ネット時代の消費者たちは、
注意を喚起され興味が湧くと次にネットで調べる、
すなわちSearch(検索・調査)するというのです。

皆さんは、いかがでしょうか?
私自身も、今や何か興味を持ったことは
たいていGoogleやYahoo!などで調べます。
調べると商品やサービス、そしてそれらを提供している
会社の概要まで、すぐに簡単に分かります。

Search(検索・調査)して気に入れば
消費者はAction(購買)します。
AIDMA理論ではこのAction(購買)で終わっていたのですが、
現代の消費者たちの行動はそこでは終わりません。
さらにShare(意見の共有)に進みます。

主にネット上で商品やサービスを使用した感想を披露します。
代表的なものではAmazonのブックレビューや
食べログのレビューがありますが、AISASの真ん中のS、
つまりSearch(検索・調査)で人々は、
このShareされた情報を参考に、
購買するかどうかを決定していくことになるわけです。

現代の消費行動の、少なくても何割かの部分は、
AIDMAからAISASへ移行していると考えられます。

あなたの会社がこのAISAS理論を取り入れるとしたら、
どうしたら良いのでしょうか?
「人々がSearch(検索・調査)し、
Share(意見の共有)をし、
そのShareされた意見が、ふたたび別の人の
Search(検索・調査)に大きな影響を与えるのだ」
ということを、事実として、考え方として、
いつも念頭に置くことが第一だと思います。

そのうえで、AISASのSearch(検索・調査)と
Share(意見の共有)は多くの場合
ネット上で行われることを考えれば、
少なくても自社ホームページの
整備・更新が重要な項目になります。

さらにTwitterやFacebookなどの
ソーシャルメディアの積極的な活用も
視野に入れたいところです。

次回からは、もっとも手軽に始められる
ソーシャルメディア施策である
Twitterの活用について考えてみます


次回の「佐藤達郎の今すぐ使える!マーケティング手法」は
「手軽に始められるソーシャルメディア施策、
Twitterの活用法について考えてみよう1」をお届けします。


[プロフィール]
佐藤 達郎(さとう・たつろう)
多摩美術大学教授(広告論 / マーケティング論)、コミュニケーション・ラボ代表。2004年カンヌ国際広告祭日本代表審査員。浦和高校、一橋大学、アサツーDK、(青学MBA)、博報堂DYを経て、2011年4月より現職。著書に、『NOをYESにする力!』『アイデアの選び方』『自分を広告する技術』『教えて!カンヌ国際広告祭』がある。


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