夏休みこそ家族で話し合いたい老親の介護、認知症対策、相続対策
夏休み・お盆休みで帰省して、実家に家族が集う季節がやってきました。
この季節は、高齢の親に関して、健康状態や老後の収支予測、相続税対策の要否、親が抱く今後の生活環境・住環境についての要望・・・などについて、しっかりと家族・親族でお話合いをする絶好のタイミングです。
この季節は、高齢の親に関して、健康状態や老後の収支予測、相続税対策の要否、親が抱く今後の生活環境・住環境についての要望・・・などについて、しっかりと家族・親族でお話合いをする絶好のタイミングです。
親の介護や相続の問題は、親の健康状態が悪化すればするほど、“アンタッチャブル”な話題(気軽に言及できないナーバスな話題)になりかねません。
その一方で、親がピンピンして元気であれば、将来起こるかもしれない仮のお話として、明るく前向きな話題として、これからの親の生活スタイルの希望・要望を中心に、家族で想いを共有していただくことも可能でしょう。
難しい話やネガティブな話は抜きにして、ポイントは下記の2点に絞って、家族会議でお話をしていただきたいです。
老後資金が枯渇・不足するリスクが少ない場合、むしろ将来の相続税の納税義務が発生しそうであれば、有効な相続税対策を実行すべきかどうかを検討したいところです。
老後資金が枯渇・不足するリスクがある場合は、有価証券類や自宅等の不動産を売却して介護費用を捻出するのか、できるのかを検証しましょう。場合によっては、子世代が老後資金を援助する必要が出てくることもあり、そのようなケースでは、子世代の覚悟が必要になるかもしれません。
上記の2つのポイントを掘り下げていくと、さらに下記㋐~㋕について、詳しく把握・検証する必要が出てきます。
㋐親の保有資産
㋑親の月額又は年額の収支状況及び今後の収支予測
㋒親の保有不動産の時価評価額(今売ったらいくらで売却可能か)
㋓不動産を売った場合に譲渡所得税は発生するか(不動産をいくらで取得したかの把握)
㋔相続税のシミュレーションと相続税対策の要否
㋕認知症による資産凍結対策の要否(預金が下ろせない、有価証券や不動産が売れない、建物を建替えられない事態に備えるべきか)
ただし、ここまでくると、家族だけでは検証・判断することが難しくなってきます。
その場合は、弊所のような老後・相続の分野に精通した法律専門職(司法書士、税理士など)に相談をすることがおススメです。
既に酷暑の夏が到来しております。
日中は外出もままならない気温ですので、そんな時こそ、クーラーのきいた涼しい実家で、家族・親族揃って、明るく老親の今後についてお話をしていただきたいです。
この夏が、老親にとって、また家族・親族にとって、楽しく有意義な季節になりますように・・・。
その一方で、親がピンピンして元気であれば、将来起こるかもしれない仮のお話として、明るく前向きな話題として、これからの親の生活スタイルの希望・要望を中心に、家族で想いを共有していただくことも可能でしょう。
難しい話やネガティブな話は抜きにして、ポイントは下記の2点に絞って、家族会議でお話をしていただきたいです。
①今後の生活の希望について
将来もし要介護状態になった際、できる限り在宅介護で過ごしたいのか、あるいは積極的に過ごしやすそうな高齢者施設を探して介護度が進む前に入所をしたいのか、親自身がしっかりと検討し、希望を明確にしておきましょう。②生涯の生活・介護資金が不足しないか
子世代が将来の親の遺産を当てにするということではなく、親の生涯にわたる生活・医療・介護に関する費用が、年金等の収入や現預金・有価証券等の現有資産で賄えるかどうかをシミュレーションしてみましょう。老後資金が枯渇・不足するリスクが少ない場合、むしろ将来の相続税の納税義務が発生しそうであれば、有効な相続税対策を実行すべきかどうかを検討したいところです。
老後資金が枯渇・不足するリスクがある場合は、有価証券類や自宅等の不動産を売却して介護費用を捻出するのか、できるのかを検証しましょう。場合によっては、子世代が老後資金を援助する必要が出てくることもあり、そのようなケースでは、子世代の覚悟が必要になるかもしれません。
上記の2つのポイントを掘り下げていくと、さらに下記㋐~㋕について、詳しく把握・検証する必要が出てきます。
㋐親の保有資産
㋑親の月額又は年額の収支状況及び今後の収支予測
㋒親の保有不動産の時価評価額(今売ったらいくらで売却可能か)
㋓不動産を売った場合に譲渡所得税は発生するか(不動産をいくらで取得したかの把握)
㋔相続税のシミュレーションと相続税対策の要否
㋕認知症による資産凍結対策の要否(預金が下ろせない、有価証券や不動産が売れない、建物を建替えられない事態に備えるべきか)
ただし、ここまでくると、家族だけでは検証・判断することが難しくなってきます。
その場合は、弊所のような老後・相続の分野に精通した法律専門職(司法書士、税理士など)に相談をすることがおススメです。
既に酷暑の夏が到来しております。
日中は外出もままならない気温ですので、そんな時こそ、クーラーのきいた涼しい実家で、家族・親族揃って、明るく老親の今後についてお話をしていただきたいです。
この夏が、老親にとって、また家族・親族にとって、楽しく有意義な季節になりますように・・・。