司法書士法人 宮田総合法務事務所

お客さまの好みとライフスタイルをカルテに記録して情報管理

13.11.10
業種別【美容業】
dummy
今回は主婦層に人気のヘアサロン「H」に聞いた
顧客情報管理法をお届けいたします。

年齢に関係なく、
女性はやっぱりキレイに見られたいものです。
dummy
となりのヘアサロン

加えて何気なくキレイになりたいのではなく
「どんな風に」という
こだわりを持っている女性も多いことでしょう。

主婦層客が多い「H」の特徴は、
変化を望まれる女性客が多いところ。
お子さまが大きくなれば、
再び同世代の女性と接する機会も多くなり 、
競争意識が働くようです。
いつもお洒落にしていると思われたい、
そんな思いから、
変化を望む傾向が見られるといいます。

また、ヘアサロン「H」が徹底しているのが、
お客さまの好みやライフスタイルを把握するために、
紙のカルテに顧客情報を細かく記入して、
一人ひとりを管理していることです。

どんな内容を記入するかというと、
「髪や肌に関する特筆事項」「商品カルテ」
「施術内容やイベン卜ごと」に仕分けて記録します。

たとえば前回ご来店時のカウンセリングや会話の中に
「旅行に行く」「結婚式に参加」といった
大きなイベントが出てきたならば、カルテに記入しておく。
そうすることで次回来店の時に話題にしやすいですし、
スタイル提案のヒントにもなります。

主婦層が多いヘアサロン「H」は予約をするお客さまがほとんど。
再来店されるお客さまの情報は事前にチェックして、予約時に、
お客さまにヘアスタイルの感想を聞くようにしているようです。

そして改めて来店時に
「今回はどんなヘアスタイルにするのか?」など、
提案しながらお客さまと決めていく手法が好評を得ているようです。


次回の「となりのヘアサロン」は
「ヘアサロンに必要なホスピタリティ」をお届けします。


【記事提供元】
サロンオーナー2013年8月号(理美容教育出版)