「リースバック」を老後対策として活用するメリット・デメリットとは?
老後の住居と生活・介護費用の確保のための施策、いわゆる「老後対策」「老い支度」にはさまざまな選択肢がありますが、「リースバック」もその一つです。
そこで今回は、リースバックとはどんな仕組みなのか、老後対策・老い支度として活用するメリットに加え、デメリット・リスクについてもご紹介します。
一般的なリースバックを説明するWEBサイト・パンフレット等ではあまり紹介されていないメリット・デメリット・リスクもございますので、老後対策の施策の検討の際に、是非ご参考にしてください。
<リースバックとは?>
「リースバック」とは、自宅を売却した後、その買主と賃貸契約を交わすことにより、売却後も引き続き賃料を払って住み続ける仕組みのことを指します。
リースバックをすることにより、売却後もそのまま自宅に住み続けることができるので、理論上、生活環境を変えることなく、自宅売却によるまとまった資金を調達できることになります。
<老後対策としてリースバックを活用するメリット>
(1)自宅売却後も住み続けることができる
(2)まとまった資金を手にできる
(3)将来の判断能力低下による自宅売却不能のリスクを回避できる
(4)天変地異による所有不動産の損傷・資産価値減少リスクを回避できる
★上記各メリットの詳細な説明はこちら↓↓↓
「リースバック」を老後対策としてリースバックを活用するメリット
<老後対策として活用するデメリット・リスク>
(1)売却価格が市場の相場よりも下がってしまう
(2)毎月、割高の家賃がかかる
(3)無期限に住み続けられるとは限らない
(4)“長寿リスク”がある
★上記各デメリット・リスクの詳細な説明はこちら↓↓↓
「リースバック」を老後対策として活用するデメリット・リスク
以上のように、リースバックには、メリットもありますが、デメリット・リスクもありますので、これらをしっかりと認識をした上で、リースバックをすべきかをじっくりと検討する必要があります。
また、リースバック業者には、悪質ともとれる不動産業者もいるようですので、複数の業者から話を聞いたり、セカンドピニオン(客観的な立場からリースバック業者の提案について合理性・適切性についてのコメント)をもらうことも大切です。
そして、リースバックを選択肢の一つして検討する場合には、まずは、自宅を売却するといくらくらいで売れるのか、3社くらいに無料の時価査定を依頼して、具体的な時価相場額を把握しておくことが重要です(不動産の一括見積サイトはあまりお勧めできませんが)。その上で、複数のリースバック業者の提示する買取額と賃料について、しっかりと比較・検討することが重要です。
以上、今回はリースバックとはどんな仕組みなのか、老後対策・老い支度として活用するメリット・デメリット・リスクについても簡潔にご紹介しました。
リースバックを含めた老後対策・老い支度のご相談はもちろんのこと、不動産の無料時価査定のご相談、自宅の売却の手順・スケジュール感などのご相談につきましても、実績豊富な当事務所にお気軽にご相談ください。