有限会社 サステイナブル・デザイン

良い「どんぶり勘定」って何?

16.08.08
オトク情報
どんぶり勘定の「どんぶり」って、何でしょうか?

かつ丼、天丼などのの器の「どんぶり」だとばかり思っていたら、
そうではないんですね。

「職人などの腹掛けの前部につけた大きな物入れ」
を「どんぶり」というのだそうです。
イメージとしては、どらえもんの4次元ポケット、ですね。

で、細かく収支を計算したり帳簿をつけずに、
その「どんぶり」で大雑把にお金を出し入れすることを指して、
「どんぶり勘定」と言うようになったそうです。

問題は、、、
4次元ポケットのように、何でも出せたらいいのですが、
現実の「どんぶり」からは、そこに入っているお金以上は出せない、ということです。

「宵越しの銭は持たぬ」江戸っ子であれば、
「どんぶり勘定」でちょうどいよいかもしれませんが、、、

「宵越しの銭を持たねばならぬ」経営者の場合、
「どんぶり勘定」では都合が悪いですね。

ただ、会計の知識をイチから学ぶのは大変ですし、
専門家レベルになる必要もありません。
そもそも、専門家に任せることができる仕事でもあります。

経営者の仕事である「意思決定」に必要最低限の
数字の見方さえわかれば十分です。

たとえば、、、

・現時点で儲かっているのか、いないのか、
・1か月後、資金は足りているのか、ショートするのか、
・何をどう変えたら利益が増えるのか、減るのか、

等々、できればカンタンに知りたいところです。

会社の売上と費用をまとめた「損益計算書」にはたくさんの項目が並んでいますが、
実は、それらをたった7種類にまとめると、それができます。

大どんぶり1つではなく、小どんぶり7つに小分けして
数字を集計管理するイメージですね。

何十何百となると、そもそもアタマに入りませんが、
7つくらいなら、何とかなりそうです。

・会社のお金の流れを、シンプルな図を描くだけで把握できるようになる
・バランス経営の重要性について理解し、脱ドンブリ経営のきっかけを創る
・決算書から7つの数字を抜き出して図に入れるだけで、会社の儲けが読み解ける
・値上げや値下げなどの営業活動が、会社の経営数字にどう影響するかがシミュレーションできるようになる

これが、良い「どんぶり勘定」です。

そのやり方が書いてある本がこちらです。
私も読みましたが、これくらいなら、自分でもできそう!と思いました。
「お金の流れが一目でわかる! 超★ドンブリ経営のすすめ―――社長はこの図を描くだけでいい! 」

しかし、

・本を読むのも面倒だ
・読んで理解した内容を自社に当てはめてるのは難しそうだ

という方もいらっしゃるかもしれません。

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