Kagurazaka Legal Office Group

断捨離のためのブランド力

13.09.01
ビジネス【税務・会計】
dummy
最近(といっても結構前からでしょうか)
『断捨離』っていう言葉をよく聞きませんか?
いろいろな解釈はあるのでしょうが、
一般的には
「部屋にある、不要な物を処分しましょう」
という事でしょうか。

処分と聞いて、まず浮かんでくるのは
『捨てる』『廃棄する』と、
結局はゴミにしてしまうこと。
dummy
断捨離をしようと決意しても、
『ゴミにする』というところで、
精神的に躊躇が出て結局断捨離できずに、
何年も使われない物が部屋にあったりします。
そこで最近、処分の際に、
オークションを活用するようになりました。

インターネットで売れるのはもっぱら、『ブランド品』。
高級ブランドではなくても、商品の価値を守ってきたものは
中古でも買い取り手が多くて、断捨離に一役買っています。

商品を仕入れて販売するような小売業であれば、
経営戦略の上で在庫管理はとても重要なキーワードですが、
税金の面でもとても大事な論点です。

どんなに多額の仕入れをしても、売上原価は
『期首の在庫+当期の仕入れ高-期末の在庫』
で算出されるため、
在庫を多く抱える=売上原価が少なくなる=利益が大きくなる=税金が増える
という事になります。

節税や、資金繰りの観点で話をすれば、
在庫を抱え多く税金を払うくらいであれば、
在庫を少なくし、その分売上原価を計上したほうが、
良いのではないでしょうか。

在庫の減らし方についてバーゲンセールで在庫処分はもちろん、
廃棄処分でも、結果として売上原価計上することはできます。

ただし、会社にとっては自社の商品の売価をいくらに設定するのか、
企業の社会的責任や貢献は?等のブランディング政策が大事であるため、
個人レベルの断捨離ほど簡単では無いように感じます。