税理士法人中山会計

仕訳の合間に~入社1年目、僕の仕訳の手が止まる時~

25.11.21
オリジナル
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みなさん、こんにちは!
中山会計に入社して1年目の加治です。

毎月、仕事をする中で僕が感じたことや学んだことをみなさんにわかりやすくお届けしていきます。
お仕事に役立つ情報や、ふっと力を抜けるような話題も交えて、気軽に読んでいただけたらうれしいです。



さて、今月のテーマは――
「広がる扶養・増える控除!令和7年の年末調整はここがポイント!」というお話です。

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今年2月に入社して、もう10か月。
これまで申告書や決算書など、いろいろな書類作成をお手伝いしてきました。
でも、税務署から届いた年末調整の書類を見て…
「こんなに多いの!?」とびっくり。

お客様に説明するのも緊張しますし、今年は改正点が多くて頭がパンクしそう…。
そこで、自分なりに「ここだけは押さえておきたい!」というポイントをまとめました。

✅【令和7年年末調整の概要(本人の控除)】
基礎控除が引き上げ
所得に応じて段階化、最大95万円(従来48万円)。
給与所得控除の最低保障額アップ
55万円 → 65万円(給与収入190万円以下の場合)。
 
✅【令和7年概要(扶養者の控除)】
扶養親族の所得要件緩和
48万円以下 → 58万円以下。
配偶者特別控除の対象範囲拡大
所得150万円以下 → 160万円以下。
勤労学生やひとり親控除も要件引き上げ。
 
✅【特定親族特別控除の注意点】
19歳以上23歳未満の親族で、所得58万円超~123万円以下の場合、最大63万円控除。
所得見積りを正確に記載することが重要。

✅【年末調整における各種控除の注意点】
新しい申告書様式に変更(複数控除をまとめて申告)。
提出漏れに注意!特に新制度対応の書類。
所得要件の変更で扶養対象が増える可能性あり。

改正により控除額の増加と扶養要件が緩和となり、昨年は対象外だった方が今年は対象になるケースもあります。
そのため、漏れなく確認しながら作業を進めていきたいと思います。


年末に入ると何かと慌ただしくなりますが、
「年末調整を終えて、新年をスッキリ迎える!」
この目標を胸に、12月を駆け抜けていきたいと思います。