さんだん會計事務所

近籐智也のズバッと解決!

16.10.07
事務所通信
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融資における定性情報(申込者の金融情報)の必要性

【依頼内容】今回は事業展開コンサルタントからのご紹介で、現在の会社の負債が事業の展開を妨げているという企業様からのご相談でした。

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融資における定性情報(申込者の金融情報)の必要性




【依頼内容】

今回は事業展開コンサルタントからのご紹介で、現在の会社の負債が事業の展開を妨げているという企業様からのご相談でした。
過去に債務整理を行っており、つい最近でも当該負債解決のためにカード系クレジット会社のおまとめローンを申請したが審査を通過しなかったとのことです。
カードローンが通らないのに銀行の融資が通るはずがないと悩んでおられました。
さらに困ったことに、当該負債の弁済期日が迫っているという待ったなしの状況でした。


【解決方法】

まずは本人の金融事故情報が現在どのようになっているのかを、信用情報機関へ照会し調べました。今回は状況から考えてCIC(割賦販売法・貸金業法指定信用情報機関)に信用情報の確認を取りました。そして今回のポイントは2つ。


■融資における定性情報(申込者の金融情報)は非常に重要

現在の状況を確認した上で、重要である問題とそうでない問題を区分けし、重要な問題は説明がつくものかどうか、説明がつくのであれば、どのような資料を
作成することで問題を解決できるのかを立案することです。
■現状の業績が悪くてもきちんとした根拠をもって業績の向上を表現できるか

この二つを軸に、
①重要な問題点について金融機関にどのように説明すれば納得していただけるかを立案し、さらに
②現状の財務状況が良くないことから、現状が今後当該融資によってどのように収益性を生み、返済可能性を高めるかについても説明しました。
その結果、ご本人は融資の審査を通ることができました。
今後この融資実績で定性評価も戻ってくると思われます。
事業計画のみでは融資は通りません。


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