さんだん會計事務所

近籐智也のズバッと解決!

16.06.07
事務所通信
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余裕資金の獲得

【依頼内容】
  今週のご相談者様は余裕資金を獲得したいという方です。

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余裕資金の獲得


【依頼内容】
 
今週のご相談者様は余裕資金を獲得したいという方です。
事業は拡大を目指す姿勢がある一方で、発展を求めないゆとりのある姿勢を取られる経営者様もいらっしゃいます。
今回のご相談者様はそんな方でした。
基本的には設備投資のいらない事業であり、給与を確実に取れているので内部留保する必要のないというスタンスで経営をされていましたが、入出金のサイトの若干のずれが生じるときがあり、これによって資金繰りがわずか数日とはいえショートすることがありました。
  そこで長期借入金で資金繰りに余裕を持たせ、より安定的な経営を目指すという方法を検討したのですが、借入実績もなく、設備投資でもなく、内部留保の進んでいない財務状況に金融機関では渋めの回答をいただいたということで来所されました。


【解決方法】

今回の解決のポイントは実にシンプルで、金融機関へ3つのポイントを示すことです。

■当該借入の必要性と、融資を回避する問題について

当該借入がいかに企業にとって重要であるか、さらにこの融資を金融機関が回避することがいかに問題かを合わせて説明します。
これには金融実務や政府の中小企業支援策の理解が必要となります。

■返済について

返済原資が確実に確保できる根拠や、万が一それが難しくなったとしても返済できる方法を示します。
将来にわたる資金繰り表を作成し示すことであり、同時に資産背景や経費削減可能部分を発見し合わせて示します。

■今後の業績について

この融資によってゆとりが出た場合、今後の業績は安定し、金融機関にとって魅力的な企業になるということを示します。まさに経験則や融資担当者との普段の会話からそれを蓄積し活かすことになります。
いずれにせよ、資金調達に特化した事務所であれば基本的な知識で解決ができます。

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