さんだん會計事務所

無駄をなくすことを意識し、時間短縮を図る!

16.03.04
業種別【美容業】
dummy
多くのヘアサロン経営者は、サロンワークと店舗運営の両方を行っていると思います。施術の準備や新規顧客の集客など、多くのことに取り組まなければならず、時間が足りない経営者もいるでしょう。

今回は、「時間の効率的な使い方」をテーマに、サロンMさんに話を伺いました。
dummy
「技術の時間を短縮するのではなく、無駄をなくし、空白の時間をどうするのか考えることが重要だ」とサロンMのオーナーは言います。技術時間の効率化を考えてしまうと、施術工程を省略することになり、お客様の満足度が下がってしまうからです。 

サロンMでは、具体的に以下の2点を行っています。 

・効率がいいサービスの提案 
・事前の準備 

「親子で来られる美容室」を強みとしているサロンMは、主婦向けにインナーカラーを勧めています。頻繁に来店することができない方たちだからこそ、喜ばれているようです。インナーカラーは、他のカラーと比べると時間短縮ができるメニュー。しかし、お客様は変化を楽しむようになり、次回来店時も希望されることが多いとのことです。 

また、お客様の中には、どんな髪型にすればいいか悩んでしまう方もいます。サロンMは、そのようなお客様に対して、選択肢を絞り込んで提案しています。そうすることで、お客様が選びやすくなるのです。もちろん、気になる点や、スタイリング時間を伺うことは忘れてはいけません。 

サロンMでは、事前にお客様の準備をしています。 

「現在、一人で営業をしていますので、とにかく時間が惜しい。そこでこれ以上の予約が入らないとわかれば、先に準備をしておきます。お客様が遅れて来たとしても、自分に余裕ができますからね」 

「サービスの提案」と「事前の準備」をすることで、時間短縮を目指してみましょう。


となりのヘアサロン 


【記事提供元】 
サロンオーナー2016年3月号(理美容教育出版)