さんだん會計事務所

インボイス制度に対応する補助金は?

22.06.21
事務所通信
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■ インボイス制度とは

インボイス制度(適格請求書保存方式)とは、適格請求書(インボイス)と仕入税額控除に関するルールを定めた制度です。 軽減税率の導入に続き、2023年10月に導入されます。 インボイス制度が始まると、買手が消費税の仕入税額控除を行うとき、売手が交付した適格請求書の保存をしなければいけません。

■ 適格請求書(インボイス)とは

適格請求書(インボイス)とは、売手が買手に対して、適用税率や消費税額等を正確に伝える書類です。  適格請求書と認められるためには、国税庁で定められている事項を満たす必要があります。
【具体的な記載要件】
① 適格請求書発行事業者の、氏名または名称および登録番号
② 取引年月日
③ 取引内容(軽減税率の対象品目である場合はその旨)
④ 税率ごとに合計した対価の額および適用税率
⑤ 税率ごとに区分した消費税額等
⑥ 書類の交付を受ける事業者の氏名または名称

■ インボイス制度に対応した補助金 

◎小規模事業者持続的発展支援事業(持続化補助金)
持続化補助金は小規模事業者が経営計画を策定して取り組む販路開拓等を補助するもので、
「インボイス枠」として、適格請求書発行事業者(インボイス発行事業者)に転換する場合の環境変化への対応を支援する特別枠が設定されています。
上限額は100万円、補助率は2/3です。
〈スケジュール〉
第9回公募:6月中旬~9月中旬頃(6月中旬発表予定)

◎IT導入補助金 デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)
業務効率化やDXのためのITツール等の導入を支援するIT導入補助金では、インボイス制度の対応を見据えた会計ソフト等のITツール導入をこれまで以上に促進するため、補助率
引き上げ、クラウド利用料の2年分の補助、PC等のハード購入補助を実施する予定です。
最大350万円のITツール導入補助に加えて、PC、タブレット、レジ等の購入も支援するとしています。
・デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)
補助対象経費:ソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年分補助)・導入関連費等
補助率:3/4(5万円~50万円以下)、2/3(50万円超~350万円)
ハードウエア購入費用①:PC・タブレット・プリンター・スキャナー及びそれらの複合機器:補助率1/2以内、補助上限額10万円
ハードウエア購入費用②:レジ・券売機等:補助率1/2以内、補助上限額20万円
〈スケジュール〉
5次締切:6/27
6次締切:7/11
7次締切:7/25
8次締切:8/8

URL 小規模事業者持続化補助金 https://r3.jizokukahojokin.info/#dl
IT導入補助金 https://www.it-hojo.jp/

さんだんコンサルティング株式会社 経営支援グループ