さんだん會計事務所

近籐智也のいま行うことは何か

20.05.06
事務所通信

(1)まず目先のキャッシュフローを安定させる
新型コロナウイルス対応に関する様々な情報が公表されています。
大きくは次のような区分ができるかと思います。
❶税務上の特例(期限延長、納税猶予、減税)
❷融資制度(コロナ対策)
❸給付金(従業員関係、売上減少、休業要請)
これらについては、目先のキャッシュフロー対応になります。
そのため、ご相談いただきながら対応していく必要があります。
今のような状況では、とにかく手元資金を多く用意しておくべきです。
借り方を失敗しないよう『専門家』と事前に打ち合わせておくことをお奨めします。
仮に借り過ぎたと判断される資金は状況次第で返済していけばいいと考えます。

(2)デッドラインを想定しておく
業界によっては、あるいはコロナ前から財務状況が悪化していた企業では、今後の状況によって、再生、リブートする可能性を視野に入れ、計画的にこれらを進めていく必要があります。
そのために、再生やリブートのために守るものは何か、どのタイミングか、どの時点で判断するかを『専門家』と検討しておくことが必要です。

(3)コロナ明けの時代を想定したスタートダッシュを切る
今後の業界、社会情勢は大きく変わっていると予想されています。
中小企業は小回りが利き、対応力が早い分、大企業と異なり資金力が乏しいという面があります。
仮に、目先のキャッシュで集めた資金が過剰になった場合、返済するのではなく、投資することもできます。
おおよそ、これらの資金は運転資金で集めており、トレースもなく、既に手元にあるため資金出動のタイミングを逸することもありません。
ビジネスチャンスがある可能性が十分にあります。
今からとにかく情報を収集することが重要です。
色々な『専門家』と情報交換をする(連絡を取り合う、コミュニケートする)ことも必要です。

※専門家・・・知識のみではなく実績と経験のある方