さんだん會計事務所

近籐智也のお悩み相談室

18.04.09
事務所通信
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売上減少の中での資金繰りについて

【ご相談内容】
今回の相談者様は売上が減少傾向にあり、費用は固定費が中心のため当座の現預金の減少が止まらず、資金繰りが厳しくなっている企業様です。

現在のストック(預金)である4,000万ほどで残債務を償還することにより当座の現預金の減少をとどめて利息負担を軽減する、もしくは借入金の償還期間を延ばし元本返済負担を軽減してもらうかのどちらかで悩まれていました。
売上減少の要因はある程度特定されており、それを遂行する能力が問われる状況。また、要因解消のためには1年ほどの時間が必要でした。

【回答】

ポイントとしては、できれば定期性預金に手を付けたくない、そして当座の資金の減少によるモチベーション低下を止めたい。そこで4,500万円の借り換え(合わせて償還期間の調整)を提案しました。
さらには返済口座を変更することで、真水の500万円から返済をして営業用の現預金の減少を回避し、前述のポイントを達成することに。
これにより500万円相当の返済が完了する約1年後に営業用の現預金が増加していれば、それ以降は通常のように返済を戻します。
お金には色はありません。しかし経営者によって色付けはあるものです。
ある程度経営者様の価値観を維持させながら、ベストな提案をしていきます。


カテゴリー: 資金繰り・借入不安融資 パーマリンク