福祉・医療事業者様に対する長期運転資金制度のご案内

独立行政法人福祉医療機構（ＷＡＭ）にて、物価高騰等の影響を受けた社会福祉施設及び医療関係施設等に対する優遇融資が実施されています。
要件が当てはまれば、償還期間が長期の融資を低金利で受けられる可能性がありますので、その内容をご案内します。

【貸付対象】
物価高騰等の影響を受けた月と比較して、費用の増加が確認でき、かつ、収支差額が減少している福祉医療施設・事業

【対象施設・事業】
◆福祉貸付
社会福祉施設等（対象施設は以下URLを参照）
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/202211soaring_prices_facilities_projects.pdf
◆医療貸付
病院、介護老人保健施設、介護医療院、診療所、助産所、医療従事者養成施設、指定訪問看護事業

【資金使途】
物価高騰等の影響を受けて費用が増加したことにより収支が悪化している施設・事業の経費

【貸付金の限度額】
次のうち、いずれか低い金額
◆福祉貸付
・物価高騰等の影響を受けた月と前年同月等と比較した際の費用増額の24倍
・担保評価額の80%（有担保貸付の場合）
◆医療貸付
・物価高騰等の影響を受けた月と前年同月等と比較した際の費用増額の24倍
・担保評価額の80%（有担保貸付の場合）
・病院:7.2億円、介護老人保健施設及び介護医療院:1億円、その他の施設・事業:4,000万円

【無担保貸付の場合】
原則500万円まで

【償還期間】
10年以内（据置期間：1年6か月以内）
※医療貸付においては無担保貸付をご利用の場合、償還期間は5年以内(据置期間：1年6か月以内)となります。

【貸付利率】
1.100％

【保証人】
適用金利に一定利率（＋0.050％）を上乗せる「保証人不要制度」もしくは「個人保証」のいずれかを選択可能

新型コロナ融資制度の終了以降、福祉医療機構にて運転資金を調達しようと思うと、償還期間が最長でも3年までしか取れませんでした。
しかし、当制度の償還期間は最長で10年間と、要件が当てはまれば優遇された条件で調達できる可能性があります。
ただし、福祉医療機構の融資審査には時間がかかるケースが多い（数ヶ月〜半年ほど）ため、ご利用される事業者様はお早めに相談することをおすすめします。

以上、福祉医療機構（ＷＡＭ）にて実施されている融資制度のご案内でした。
今後、融資を打診しようか検討しているものの、金融機関と条件交渉ができるか不安、といった方がいらっしゃいましたら、さんだんグループにご相談ください。

さんだんグループでは、審査に必要な資料作成から金融機関との交渉に関するアドバイスなど、様々なサポートを行っております。
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独立行政法人福祉医療機構ホームページ：
https://www.wam.go.jp/hp/r6_rising_prices/