民間金融機関における無利子・無担保融資（コロナウイルス対策）について

今月5月1日から、コロナウイルス関連施策の一環として民間金融機関における実質無利子・無担保融資の制度が開始されています。

この制度は、都道府県等による制度融資を活用して3年間の無利子・無担保融資を行うものです。

今回は、当税理士法人の事務所がある埼玉県の制度についてご説明します（各自治体で同様の制度が行われています）。

埼玉県新型コロナウイルス感染症対応資金

1．制度の概要
・民間金融機関において当初3年間無利子・無担保・据置期間最大5年間の融資を行う
・信用保証（セーフティネット保証4号・5号、危機関連保証）の保証料を半額又はゼロとする

２．対象者と条件
・セーフティネット保証4号、5号、危機関連保証のいずれかを活用
・売上高１５％減の場合　利率当初3年間0％（4年目以降は1.4％以内）、保証料0％
・売上高５％減の個人事業者　利率当初3年間0％（4年目以降は1.5％以内）、保証料0％
・売上高５％減の小・中規模事業者　利率1.5％以内、保証料0.425％

３．融資上限額と融資期間
上限額3,000万円、融資期間最長10年うち据置期間最長5年

４．申込方法
埼玉県内の民間金融機関において相談・受付を行っています。まずは今まで取引がある金融機関にご相談することをお勧めします。
市区町村や保証協会に対する認定申請等は全て窓口の金融機関が行い、埼玉県が金融機関に利子補給を行うこととなっています。