税理士法人大沢会計事務所

年末調整の時期がやってきました

19.11.06
税務・経営お役立ち情報
dummy
今年も年末調整の時期がやってきました。

年末調整とは、会社(給与の支払者)が社員(給与の支払を受ける人)ごとに、1年間の給与の総額について所得税及び復興特別所得税の年額を計算し、毎月徴収している税額との差額を精算する事務をいいます。

1年間の給与の総額に係る年税額を計算する際、扶養控除等の各種の所得控除ができるかどうかが重要となりますが、扶養控除の対象となる親族に該当するかどうかは、どの時点で判定するのでしょうか?
控除対象扶養親族や障害者などに該当するかどうかは、原則としてその年12月31日現在の状況により判定することとされています。

しかし、年末調整はその年最後の給与を支払うときに行いますので、最後の給与を支払う日の現況でまずは判断することとなりますが、年末調整後に控除対象扶養親族などの人数が変わった場合、年末調整のやり直しをすることができます。

また、判定の要素となる合計所得金額については年末調整を行う日の現況により見積もった1年間の合計所得金額により判定することとなります。


公認会計士・税理士 大沢日出夫
https://www.osawakaikei.jp/