税理士法人大沢会計事務所

社員が定着しないのは「給料が安いから、休みが少ないから」ではない?

17.01.05
人事・労務お役立ち情報
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前回は「従業員満足度の向上を図り、いい人材を確保し、定着させていくことが事業成功のための最優先課題になっていく」ということをお伝えしました。


今回も引き続き「従業員満足」について、もう少し詳しくお伝えしてまいります。

従業員満足とは、「Employee(従業員)Satisfaction(満足)」で「ES」と略されます。

顧客満足(CS:Customer Satisfaction)に対比される概念で、

従業員の業務内容や職場環境、人間関係などに対する満足度のことをいいます。 



近年、顧客満足(CS)とあわせて、従業員満足(ES)にも取り組むことで、

従業員が高いモチベーションで仕事に臨むようになり、従業員のパフォーマンスが上がり、

結果として会社の業績も上がった、という成功例が多く見られるようになりました。



従業員満足(ES)は、これからの厳しい経営環境の中で、

必要不可欠な要素の一つとして考えられるようになってきています。



これまでは顧客満足(CS)の向上のために従業員が犠牲になっているようなケースも見られましたが、

そうした会社運営を続けていくことは困難になっていくでしょう。


本当に強い会社を目指すのならば顧客満足と同じくらい、

それ以上に従業員満足を高めていく必要があるのです。



従業員が仕事をする上で、どんなことによって満足感を得ると思いますか?

従来は、給料や休日などの待遇面が主でしたが、それが大きく変化してきてるのにお気づきでしょうか。


将来性や社会性のない会社、ギスギスした職場、自己成長が果たせない仕事ややりがいのない仕事などは、

いくら賃金が良くても従業員を満足させることができなくなりました。




逆に従業員満足(ES)を高めることができれば、「私は経営者や会社から大事にしてもらっている。」

という気持ちを従業員が持つようになり、仕事に取り組む姿勢もおのずと変わってきます。



従業員を大事にすればするほど従業員の満足度が高まり、

結果として見違えるほど仕事への積極性・モチベーションは高まっていきます。


これからの会社は、従業員に対して単に賃金を与えるだけでなく、

「心の報酬」も与えられるような戦略を練らなければなりません。



その戦略の一例として、私が取り組んでいる「ドリームマネジメント」というプログラムをご紹介しましょう。


「ドリームマネジメント」では、従業員一人ひとりの夢・目標を応援、実現することを導き、

従業員各々が自発的・積極的に働くような社内環境を整えていきます。

従業員一人ひとりの成長が、最終的には会社の成長へ繋がる、という哲学に基づいたプログラムです。



会社が従業員の夢・目標を応援することを通じて、

会社と従業員のあいだの信頼関係は、より強固なものになっていくのです。



ドリームマネジメント公式サイト



社会保険労務士                 
ドリームマネジメント認定社内ファシリテーター  
大沢富士夫