士業の森/相続贈与相談センター岩手県支部

5つのWEBツールを使い分け、立地の悪条件を覆す!

18.06.08
業種別【美容業】
dummy
成功のカギを握るのは“立地”である――。
そんな定説を覆したのがインターネットです。

特に近年はデジタルコンテンツが普及し、世界中どこにいてもビジネスに活用できるようになりました。

そこで今回は、潜在顧客を引きつけて常連客を増やす、あるサロンのWEBツール活用法をご紹介します。
dummy
目的別にWEBツールを使い分け!

ヘア&ネイルサービスを行うサロンAでは、顧客とのつながりを開拓・維持するため、5つのWEBツールを以下のように使い分けています。

(1)オフィシャルサイト:“存在の証明”として不可欠。メニューや地図を掲載。
(2)Instagram:ヘアやネイルのサンプルを掲載し、オンラインカタログのように活用。
(3)Facebook:オフィシャルページとして、定休日やスタッフの出勤日などのインフォメーションを掲載。
(4)ブログ:メッセージ性の高い内容を公開し、テキスト中心のコミュニケーションツールとして利用。
(5)LINE:インターネットが苦手な利用者や、信頼関係の深い常連客との連絡ツールとして使用。

なお、LINEについては、今までメールで予約していた顧客がLINEに移行したといいます。
一般的にメールよりもタイムラグが少ないのが利点ですが、ネット予約と重複しやすいため、注意も必要です。


立地条件を逆手にとる
WEBツールでのアピール方法とは?

目的別にWEBツールを使っていても、集客に繋がらなければ意味がありません。
そのため、普通ならばPRに力を入れたいところでしょう。

しかし、オープン当初からあえてWEBツールの“広告的使用”はせず、オーナー自らが自身のライフスタイルをブログなどにアップ。
その結果、徐々にファッションや休日の過ごし方に共感する人が増え、常連客に繋がったといいます。

小規模サロンの場合、『オーナーやスタッフの人柄=店舗の雰囲気』となり得るため、結果的に固定客をつかむきっかけになるようです。

また、WEBツールは小規模サロンを悩ます立地問題も解消してくれます。

サロンAは、路地の雑居ビルにあるため、通りがかりの人が入るにはハードルが高め。
外に看板を置いているものの、決して“入りやすい立地”とはいえません。

そこで、オフィシャルサイトなどで“路地裏のおしゃれな隠れ家サロン”として公開。
地図と店舗の存在を明確に伝え、安心して来店できるベースをつくりました。

WEBツールは、低コストかつ手軽に情報をアップできるツールです。
サロンAのように、多様なWEBツールを使い分け、顧客のニーズに対応した活用方法を見いだしてみてはいかがでしょうか。




となりのヘアサロン 

【記事提供元】サロンオーナー 2018年2月号(理美容教育出版)