キャリアアップ助成金(正社員化コース)に係る就業規則の規定
2022年4月号の事務所だよりにて、キャリアアップ助成金の見直しについて掲載しましたが、これまでに最も申請依頼の多かった正社員化コースについて、もう少し詳しくご案内します。
これまで、キャリアアップ助成金の正社員化コースでは、正規雇用への転換において賃金を3%以上増額することが主要件となっておりましたが、令和4年10月以降に正規雇用へ転換する場合は、賃金3%以上増額の要件に加えて、賞与又は退職金の制度と昇給制度の対象とする要件が追加されますので、会社の就業規則(賃金規程)に各制度の規定が必須になります。
これまで、キャリアアップ助成金の正社員化コースでは、正規雇用への転換において賃金を3%以上増額することが主要件となっておりましたが、令和4年10月以降に正規雇用へ転換する場合は、賃金3%以上増額の要件に加えて、賞与又は退職金の制度と昇給制度の対象とする要件が追加されますので、会社の就業規則(賃金規程)に各制度の規定が必須になります。
例えば雇用契約書や労働条件通知書等で、賞与や昇給について「有」と記載されている場合であっても、就業規則に賞与と昇給についての規定がなければ、助成金が不支給となってしまう可能性があります。またその規定についても「出来る限り具体的に規定されていることが望ましい」とされていますので、賞与の支給日や昇給の実施時期等を詳細に記載する必要があるかと思われます。
正社員化コースを含むキャリアアップ助成金の要件確認や、就業規則の改定等のご相談がありましたらお問い合わせください。
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