【出向経費等の助成】産業雇用安定助成金（仮称）が創設予定

コロナ禍において事業を縮小された事業者が、従業員を休業ではなく他の事業者へ出向させる「在籍型出向」により雇用の維持を図ることを支援するため「産業雇用安定助成金（仮称）」が創設される予定です。
この助成金は出向元事業主と出向先事業主が共同事業主として支給申請を行うことで、賃金や教育訓練等に関する出向運営経費と就業規則の整備や出向者を受入れに要する備品などの出向初期費用の一部が双方の事業主に助成される予定です。

現在、出向元が出向労働者の賃金の一部を負担する場合は雇用調整助成金が支給されますが、対象は出向元企業のみとなっております。 創設が予定されている産業雇用安定助成金（仮称）では出向元だけでなく、従業員を受け入れやすくなるよう出向先も対象に含まれております。

※制度の創設には、第三次補正予算の成立、厚生労働省令の改正等が必要となりますので、詳細は正式な発表をお待ちください。（令和2年12月18日現在の情報です）

厚生労働省：「産業雇用安定助成金（仮称）の創設」