社会保険労務士法人杉原事務所

職場での熱中症による死傷災害が増加

18.07.03
人事労務情報
厚生労働省が平成29年の「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」を公表しました。これによると、平成29年の職場での熱中症による死傷者(死亡または休業4日以上)は544人と平成28年よりも82人増加し、微減となっていた平成28年に比べ2割程アップする結果となっています。
発生件数を業種別でみると、建設業が最も多く次いで製造業の順となっており、全体の約半分をこの2業種で占めています。また、熱中症による死傷者数を月別でみると全体の約9割が7月と8月で発生しています。平成29年は弊所でも、軽症状ではありますが熱中症による労災の申請を数件行いました。熱中症による労災を無くすため、のどが渇いていなくても定期的に水分・塩分を摂取する事と、特に建設業では涼しい場所での休憩をこまめにとる事を従業員に喚起していきましょう。