グッドブリッジ税理士法人

スタッフお勧めの一冊 ひすいこたろう著「あした死ぬかもよ?」 野田健太

13.05.18
スタッフ紹介
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 さて、2回目となりますスタッフお勧めの一冊は、入社2年目野田健太からの紹介です。

 突然ですが、「たった今死んでも、人生に後悔なし」と胸を張って言えますか?

 本書では「あした死ぬかもよ?」と読者の心を唐突に揺さぶり、「あなたは死ぬんだよ」という事実を思い出させた上でいつくもの質問を投げかけてきます。「今考えている悩みは、たとえ人生最後の日であっても深刻ですか?」「あなたの死亡記事がでます。なんて書かれたい?」等・・・

  入社2年目、まだ若く「死」とはほど遠い野田ですが、本書から何を感じ取ったのでしょうか。

 紹介文と合わせて、是非本書も読んでみてはいかがでしょうか。きっと、いつもと変わらない日常がまた違って見えてくると思います。

 「あした死ぬかもよ? ~人生最後の日に笑って死ねる27の質問~」   野田健太

 死を身近に受け入れることで感謝する気持ちが芽生えてきます。日々過ごしていく中であまり意識していない死について考えることで、淡々とすぎてしまっている日々に変化を与えられます。明日もし亡くなってしまうと知っていたら、今出来ることを一生懸命やろうとする気持ちになるはずです。しかし何気なくすごしていると、「今でなくても出来る」とか「時間が空いたときにやろう」というように先延ばしにしてしまうことはよくあると思います。

 気づいた時に行動を起さないと、実際にやろうと思ったときには出来なくて後悔してしまいます。本文中に、後回しにしてしまう例として「親孝行」が取り上げられています。一日24時間という限られた時間の中で、仕事・家事・育児などで自分が自由に使える時間は一日のうちほんのわずかです。その時間を割いて親孝行をする・・・恥ずかしいし、照れ臭いからいつかやろうと延ばしてしまう。少しでも感謝の気持ちがあるのなら、親が亡くなってしまう前に、一日のほんの少しの時間を親孝行に使ってみようと思いました。  

 行動にうつせない理由を時間のせい・人のせいにするのでなく、自分の時間の使い方を振り返り、死を見つめなおすことで整理していくことが大切だと感じました。

 また本の一文に“幸せは未来になるものでなく、今なるもの。 いま幸せになる。 なぜなら幸せは気づくものだから”とあります。

 日々を過ごす中で当たり前に思っていることも実は奇跡の連続で、感謝しなければならないことが多くあることに気づけずにいることを実感させられました。

 今できることを先延ばしにしないこと・想いを行動に移すこと・感謝する気持ちを忘れず、自らの心底にある強い願いを原動力に、この先の人生を悔いなくすごせるよう自分を見つめなおし、一日一日を一生懸命に生きていきたいと思いました。

 

  参考文献 : 「あした死ぬかもよ?~人生最後の日に笑って死ねる27の質問」

           (2012年 ディスカバー21刊行)

  著 書   :  ひすい こたろう