グッドブリッジ税理士法人

スタッフお勧めの一冊 日野原重明著 「生き方上手」 鈴木光代

13.12.20
スタッフ紹介
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 さて、5回目を迎える今年のトリは鈴木(光)からの紹介です。

 「日野原重明」と聞いて「誰?」と思われた方も、写真をみれば「あぁ、あの人!」とおわかりになるのではないでしょうか。

 1911年生まれ・・・なんと御年102歳の現役医師・医学博士として有名な日野原氏の生き方をこの本では紹介しています。

 純粋で、常に希望を捨てずに控えめに生きる姿に、是非皆様も心の洗濯をされてみてはいかがでしょうか。

 紹介文本文からは、事務所で一番‘ピュア’という言葉が似合う鈴木(光)のまっすぐな気持ちも伝わってきます。

是非、ご一読下さい。

日野原重明著「生きかた上手」を読んで       鈴木光代

 

 先日子供たちと共に近所の図書館へ行きました。

 そこで私は、以前より尊敬している百一歳の医師、日野原重明氏の著書の一つである「生きかた上手」の感想を書くことにしました。

 一目見て「生きかた上手」とあると、さぞ要領良く、徳だけの人生と思われがちですが、百歳を超えても現役の医師として働いている日野原氏の人生は、決して平坦とは言えないものでした。

 両親がクリスチャンであったこともあり、日野原氏の生き方には他人への愛情や思いやりが常にあります。

 もともと医師を志したのも、病弱であった母親をいつも助けてくれた、近所の医師の影響だったそうです。幼かった日野原氏の不安な心を、いつも力強く受け止めて、母親の診療をしてくれたそうでした。

 日野原氏自身も小学校時代には、急性腎臓炎、京都帝国大学在学中にも結核を患い、一度は医師になることを断念することも考えたそうです。

 当然、百歳を超える人生ですから、戦争時代も生きておられ、輝かしい未来があったであろう若者の命が消えて行く姿も、何度も見て来られました。

 最終的には、周囲の助けと、強い志しで医師となり、現在も現役の医師として働いておられる日野原氏の生き方は、常に高いモチベーションを維持し続けておられています。

 そして、人間は本来どんな不幸や逆境のもとでも、耐えて、幸せを実感することが出来ると言います。

 希望とは可能性を信じること。今は嵐で辛くても、厚い雲の向こうにある、青空を信じること。控えめに希望を持って生きることが人の心を明るくする。

 そう語る日野原氏の人生の生き方を、私もこの本を通じて学ばせて頂きました。

 そして、私もそのような生き方を、志して行きたいと思います。