グッドブリッジ税理士法人

スタッフお勧めの一冊 「年収200万円からの貯金生活宣言」 山本順子

14.04.22
スタッフ紹介
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 久々のこのコンテンツ、今回は山本からの紹介です。

 報道では景気は上向きといっていても、まだまだ実感として感じられない今日この頃。。。先行きに不安を感じない人の方が少ないのではないでしょうか。本書はそんな人のための「貯金指南書」です。

 これを読んで、明日からあなたも弊所の山本と一緒に貯金生活、始めませんか?

 是非、ご一読ください。

『年収200万円からの貯金生活宣言 正しいお金の使い方編』  山本順子

 

  一か月の支出がいつのまにか膨らみ、お金がどこに消えているのか見失いかけていたので一度、生活費を見直さなければと思いました。何かヒントになるものがあればと思い本書を選んで読んでみました。

 まずは固定費をとことん見直すということです。使わない場所でも点けっぱなしの電気代、水やお湯を出しっぱなしの水道代、無駄な会話の電話代、意味のない食事や飲み会などの交際費、必要のない保障の保険料、不健康になるタバコやお酒の嗜好品。ありがちですが長いスパンで考えばかなりの生活費ダイエットに繋がると思います。

 お金は本来使うものですが、まずは「消費、浪費、投資」の区分を意識することです。消費は居住費、食料費、水道光熱費。浪費は嗜好品、ギャンブル。投資は習い事、貯蓄など。消費と浪費の違いは、人の価値観で変わってきますが自分にとって適切な使い方は消費となり、それ以外の無意識な使い方は浪費となります。

 細かな節約は続けるのは大変ですが、消費、浪費、投資の区分を意識することによって支出を意識したほうが生活のコントロールがしやすいと思いました。

 そしてやがてやってくる老後の為に少しでも資金を貯めたいと思いました。まず老後の資金はいくらかかるかを知り、どんな生活を送りたいかを決めることです。定期収入がなくなり年金や貯金を使いながらの生活になります。総務省の資料では夫婦二人暮らしの1か月あたりの平均的な消費支出は28万円となっています。年金の加入期間が40年、その期間の給料の平均が36万円の会社員の夫と扶養の妻の場合、月額23万円です。平均消費支出との差額は5万円。これを30年で計算してみますと5万円×12か月×30年=1800万円。年金とは別に必要となります。老後資金をつくるには思い立ったらすぐに、自分のやりやすい方法で貯金を始めるのがよいということです。収入に占める消費・浪費・投資の推奨の割合は、消費70%、浪費5%、投資25%で老後資金は投資の25%の中から貯めていきます。収入全体の6分の1(16.6%)を貯め続けるのが理想です。そして老後資金の貯金には絶対に手を付けないことです。

 貯金があるのとないのでは気分が大きく違うと思います。お金の使い方イコールその人の生活や人生になっていくと思います。貯金をすることの目標や目的を置き、お金を使うときはメリハリを付け、上手に付き合っていきたいと思いました。

 

 

 「年収200万円からの貯金生活宣言 正しいお金の使い方編」  横山光昭 著