グッドブリッジ税理士法人

スタッフお勧めの一冊  小宮一慶著 「ぶれない人」 岩崎史法

14.08.22
スタッフ紹介
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今回のスタッフお勧めの一冊は、岩崎からの紹介です。

 今回岩崎が選んだ一冊は「ぶれない人」。以前スタッフ紹介で岩崎を紹介させて頂いたときに彼がお勧めの本としてあげたのも今回と同じ筆者、小宮一慶氏の「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる」でした。人として一番身につけなくてはならない大切な考え方、でも簡単にはできないことを教えてくれる本、私達もぜひ参考にさせて頂きたいと思います。

 ぜひご一読下さい。

小宮一慶著 『ぶれない人』      岩崎史法

 

  私がこの本を選んだのは、よく使うにも関わらず「ぶれる」という言葉の意味が曖昧であったことと、「ぶれる」「ぶれない」という考え方を知りたかったからです。

 まず初めに、なぜ「ぶれる」のかですが、自分自身の信念と物事の考え方が固まっていないがために、周囲の人の意見・環境・精神状態・自分自身の欲・金銭等にその都度その都度影響されてしまうことが原因のようです。

 信念の意味は、振り子をイメージした時の原点です。どんな揺れ方をしても、原点は必ず通ります。明確な信念の基に正しい考え方ができるようになれば、どんな状況においてもぶれることがなくなるということです。

  この本には、「ぶれる」ことの一番大きな原因である金銭や自分の利益といった仕事の場面での信念の確立と、正しい考え方を形成する方法が書いてあります。

 仕事の場面においては、お客様に対して良い商品・サービスを提供するという基本の考え方に立ち戻り、それを常に意識し、利己的にならずに取り組まなければなりません。もし自分の利益だけを追求するという利己的な考えのもとに仕事をしていたならば長期的な取引を行う事は困難でしょう。長期的な取引をしていくためには、仕事におけるスキルはもちろんのこと、正しい考え方を必ず持っていなくてはなりません。

 正しい考え方を持ち、何が正しいかを見極める目を持つためには、昔から読み継がれている書物に触れ、人が正しく生きていくための道理を学び、自分自身の判断基準を見つけること、そして書物の中でも身近なところでもいいので模範となる師を見つけ、事あるごとに自省し再考することが大切だと感じました。

 この本を読んで、どうしたら「ぶれない人」になれるのかよくわかりました。また自分の人生や仕事へ取り組みの中での目的と目標について、じっくり考えてみようと思いました。