グッドブリッジ税理士法人

最重要事項を優先する

14.05.24
所長の一言
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 所長の大橋よりその時々の話題をお届けするコーナーです。

 今月のテーマは『最重要事項を優先する』。人生の限りある時間の中で、具体的な時間の使い道、考えてらっしゃいますか?

 自分のすべきこと、したいことをしっかり把握したうえで日々の時間割計画と実行・チェックを積み重ねていく(すなわち自立するための一歩)のはとても大変だと思いますが、実際にそれを実行されている方のお話を今回はご紹介します。

 また、現在所長も日々実践中!!本文でご紹介する「未来ノートで道は開ける」を読んで、あなたも未来ノートを実践してみませんか?数に限りがございますが、ご希望の方にプレゼントいたしますので、詳しくは本文をご覧ください。

 (写真は弊所NEWスタッフ竹山(男性)&磯(女性)と、本は『未来ノートで道は開ける』)

~最重要事項を優先する~

 

 先日地元信金のあるセミナーで、沼津出身の㈱アイエスエフネット代表取締役社長・渡邉幸義氏とお会いする機会に恵まれました。渡邉社長は「雇用の創造」を会社の大義に掲げ、わずか創業10年で従業員1900名までに急成長させたという異例の経歴の持ち主。最近、地元沼津で複合就労支援施設を立ち上げ、雇用創造の新しいあり方として紙面にも多く取り上げられています。地域の活性化に貢献したいという一心で雇用創出に挑む熱いお話を聞き、経営者としての高い志に触れ、また私と母校が同じ先輩ということもあり、ますます興味を惹かれました。

 

最強の自立支援ツール『未来ノート』で目標実現

 渡邉社長の著書に「『未来ノート』で道は開ける!」があります。渡邉社長は驚くべきスピードで現在非常に大きなビジネスをされていますが、そのベースとなる志と自己管理能力の高さには舌をまかされます。「未来ノート」には渡邉社長が自らの理念を実現するための様々な目標や実行策がずらりと書かれていますが、“現在の成功の秘訣はこの未来ノートにある”と語る渡邉社長と、セミナー終了後にこの「未来ノート」の話で大変盛り上がりました。

 

 S.Tコヴィー氏の著書「7つの習慣」は非常に有名ですが、その前提となる考え方に“公的な成功”は“私的な成功(自立)”のうえに成り立つ、という考え方があります。つまり世のため人のためになる仕事をするには、まず自らが『自立』する必要があります。

  『自立』とは‥「主体的になり、正しい原理原則を生活の中心におき(目的をもってはじめる)、価値観に基づいて誠実に優先課題を計画し、それを実行する力を育成すること」と定義されています。

  自立の第一歩、“目的をもって始める”という習慣は、「すべてのものは二度つくられる」という原則に基づいています。すべてのものは“知的な第一の創造”があり、それから“物的な第二の創造”があります。

 

 住宅の建設を考えてみればこの原則はすぐに理解できます。一本目の釘を打つ前に、構想・設計という工程で、すべては一度創造されているはずです。家族が集う団らんのリビング、疲れを癒すお風呂…など、まず建てたい家の明確なイメージができるまで頭の中で作業を続け、次に設計図に描きおこし、建築の計画を立てる。このすべての作業が終わるまでは、実際に工事にとりかかることはありません。

 なぜなら、緻密な第一の創造なくしては、その後の第二の創造~物的な創造~において仕様変更などにより建築コストを倍増させる結果になりかねないからです。

 

 実は「未来ノート」はこの“知的な第一の創造”を形にしたもの(人生の設計図)であり、自立への第一歩を踏み出すための最強の“自立支援ツール”となります。

 

 

重要事項を優先する

 ふと気が付くと休む間もなく、仕事や家事に追われて日々が過ぎ去っていきます。でも振り返ってみてください。内容のない電話や目的のない付き合いや雑事など、実は決して重要でない事柄に振り回され多くの時間が流れ去っていってしまっていませんか。そこで一度考えてみてみましょう。「もし、日ごろから行っていれば、自分の生活の質、仕事の業績、または結果を著しく向上させる活動があるならば、それは何なのでしょうか?」

 例えば、以下のようなことがそれにあてはまります。

  ・チャンスに恵まれるように良好な人間関係を築くこと、

  ・厳しい時代に耐える健康な体を手に入れること、

  ・将来のために勉強や自己啓発をすること、

  ・経営者にとっては新しいビジネスチャンスを模索することなど‥

  こうした「緊急性はないが、重要なこと」は、“時間管理マトリクス”では第二領域と呼ばれています。(「7つの習慣」を参考にしてみてください)

 

 多くの人はその重要性を認識しているにもかかわらず、この第二領域への取り組みができていません。忙しい毎日を頑張って過ごしているのに、その努力が重要度には関係なく、緊急度の高いものに向けられているのが原因です。

 この第二領域の「緊急性はないが、重要なこと」に能動的に時間を割り当てることで道は大きく開けます。ではどうしたら我々は「重要事項を優先する」ことができるのでしょうか?

  渡邉社長にとって未来ノートは、この『重要事項を優先する』ための強力なツールです。目標を細分化して1年→1月→1週間→1日にブレイクダウンし確実に実行し続けてきた結果が、現在の渡邉社長の事業の飛躍につながっています。未来ノートに限らないのかもしれませんが、自己管理能力を磨くことにより「重要事項」に優先して取り組むことができるのだと思います。

 

 私もこの「未来ノート」を2月からマネし始めて3か月になりました。渡邉社長にお会いしたときに「この未来ノートを10年間継続して下さい」とのメッセージを頂き、励みにしています。といってもなかなか実行しきれていないのですが‥ 継続することで重要事項を優先し続けていきたいと思います。

 

 さて、共に未来ノートを実践する仲間がほしいので、プレゼント用にこの本を3冊準備しました。誰か一緒にトライしましょう!ご希望の方は弊所スタッフ瀧川までご連絡下さい。

 

紹介文献  

「未来ノートで道は開ける」 渡邉幸義 2008年 マガジンハウス

「7つの習慣」 スティーヴン・R・コヴィー 1996年 キングベアー出版