グッドブリッジ税理士法人

ミーティングやっていますか?

14.07.24
所長の一言
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 所長の大橋よりその時々の話題をお届けするコーナーです。

 7月から新事業年度を迎えた当事務所では、新年度の事務所ミッション「高収益企業の共創」をテーマにスタッフ全員でミーティングを行いました。改めて全員で意見を出し合ってみると、一人一人がしっかりと意見を持っており、経営者としてスタッフの意見を吸い上げることも貴重な機会だと実感しました。皆様もぜひスタッフと共に会社の目標についてミーティングを行ってみてはいかがでしょうか?

  事務所の新年度が7月から始まりました。今年度の事務所のミッションは『高収益企業の共創』です。このミッションを果たすために我々はどう取り組んでいくべきなのか、2チームに別れ、1日じっくりと議論を重ねました。写真は1日の成果をグループで模造紙に書いたものです。

 

     

 

 議論を重ねた結果、私達は高収益企業となるプロセスを下記のように定義してみました。

 

1 経営者自身が学び、考え方・技術等を高める。

2 経営者が事業の意義目的を明らかにし、目標を定める。

3 リーダーを中心にスタッフの考え方を高める。

4 事業の目的や目標を社内でしっかり共有する。

5 スタッフ一人一人が主体性をもって目標に取り組む。

 

 今回のメールマガジンでも紹介させて頂きましたが、先日の経営者の学び場では、「何のために商売をしているのか」というテーマでディスカッションを行いました。自分のため、もしくは先代から引き継いだスタッフを食べさせなければいけないという使命感など、経営者の皆様にとっては当たり前なテーマではあるものの、改めて考えるとその答えを出すのに苦戦をしていた様子でした。

 

 稲盛塾長は、経営12箇条の中で「事業の目的意義を明らかにする」を第一番目に掲げており、その目的は誰もが賛同したくなる大義名分のあるものでなければならないとしています。

 考えてみれば、事業の目的が社長の私欲を満たすためであるならば、それが見えた社員はバカらしくて一生懸命働くことはないでしょう。従業員への待遇をないがしろにして、社長が自分の欲求ばかり追い求めていては、スタッフはついてきません。

 

 稲盛塾長は、まず会社の目的を「従業員の物心両面の幸せの追及」におくことを薦めています。「従業員全員の幸せを実現するために会社はあるのだ」と言うことができる経営者は一体どのくらいいるのでしょうか? 

 

 名著「7つの習慣」では、公的な成功(世のため人のため)は、私的な成功の上にしか成り立たないといいます。つまり人のためにという以前に、個人がきちんと自立していることが大事だというのです。

 

私的な成功

1 主体性をもつこと

2 目的をもって始めること

3 最重要事項を優先すること

 

 まずは経営者自らが己を整え、会社はスタッフを幸せにするためにあるのだと公言しなければなりません。つまり会社とは、そこに集まる仲間の幸せのために、お互いに努力しあう場なのだということです。

 

 大義名分のある目的を掲げてスタッフと共有するという第一ステップでさえ結構な勇気が必要なものです。しかし、今回当事務所でも行ったように、会社の目標を全員で共有し、スタッフ一人一人の意見を吸い上げ、今後の方向性を全員で理解しあうことは、会社の発展のための第一歩だと改めて実感しました。皆様もぜひスタッフとミーティングを行ってみて下さい。きっと貴重な意見を聞くことができるはずです。