体のケアが必要な歳に・・・
2012年1月から所長の大橋より、その時々の話題をお届けするコーナーです。
厳しい経済状況が続き、来るべき時代をどう予測すべきなのか本当に難しい判断を迫られる昨今です。経営者をはじめとする読者の方々に、この難局を乗り切るヒントとなるような話題がお伝えできればと思います。
是非ご一読下さい。
先日、自動車から降りたら“ビビッ”と腰に電気が走るような感覚が・・・そう“ぎっくり腰”をやってしまいました。早速かかりつけの野田長生館(整体)の野田先生へ電話し、応急処置のアドバイスを受けたところ「とにかく患部を冷やして安静にしていなさい」ということで、この師走の忙しい時期にと反省しつつもアドバイスに従うしかなく・・・。
40歳を超え若干体力に衰えが見え始めたかなと感じたのは、子供が生まれ週末に家族サービスに出かけるようになってからでしょうか。それまでの平日の疲れを取るための週末が逆転、多忙でコミュニケーションの取れない平日の代替の時間になりました。ただ、どこに行っても日頃の疲れのせいか楽しみきれません。思う存分子供と遊ぶ体力のない自分に幻滅です。
そこで一念発起。体力作りをと始めたのが“自転車”。そう、あのよく公道の脇をシャカシャカと走っている“ロードバイク”です。乗り始めて2年、まだまだお話するにはお恥ずかしいレベルなのですが、空いた時間を見つけてはシャカシャカ漕いでいそいそと健康作りをするようになりました。たまの週末には沼津から富士までの往復45キロの道のりを走れるまでになりました。最近は随分寒くなってきましたので、中間地点のスタバでのコーヒは格別です。
以前は従業員を巻き込んでマラソンにトライしたこともありましたが、その時は無理がたたって膝を痛めてしまい断念してしまいました。そんな経緯もあり、今回の自転車は月に2回ほどのペースで、スポーツマッサージで体をメンテナンスしながらの挑戦です。というより、野田先生のところに行って「いい筋肉になってきたね〜これなら仕事もがんばれるよぉ」などと励まされているから続いているのかもしれません(笑)
この野田長生館の野田先生ですが、スポーツマッサージでは名の知れた先生で、治療室に行くと著名なアスリートのサインが所狭しと飾られています。今日は「3万、5万、10万のどのコースにする?」などと冗談まじりに“強さ加減”を聞いて「よし今日は特別10万コースだ!」と刺激的なマッサージをしてくれるのですが、体の芯まで響く心地良さ(心地痛さ?)は他では体感できない感覚で病みつきになります。
若い時には自分への挑戦といって朝6時から夜12時まで不休で働いて、色々なアスリートの体を触ってきたという野田先生は、いつも良いアスリートになる条件は「技術・基礎体力・健康」と語ります。「技術ばかり磨いてもダメ。そのベースとなる基礎体力と健康がしっかりしていないと」と。食事にも気を配り、マッサージなどで疲れを取り除き、ベースとなる体作りをして挑む体制を整えれば、満身創痍!仕事にもスポーツにも思う存分打ち込むことができるのだと。
人はコントロールができない時に一番ストレスが溜まると、あるセミナーで聞いたことがあります。体力に少し自信のついてきた矢先の“ぎっくり腰”。確かに腰を痛めると何事にも支障が生じます。いろいろなアドバイスの中で取り組んでいるつもりではあるものの、なかなか自己を制御するのは難しいものです。松井秀樹が著書「不動心」のなかで「努力できることが才能である」と語っていたのを思い出します。この“ぎっくり腰失敗”にめげず努力し続けたいと思います。