見直しが検討されている『年収の壁』をあらためて理解する
年収が一定額を超えると、税金や社会保険料などの負担が生じるため、パートやアルバイトとして働く人たちの多くは一定額を超えないように働く時間をみずから調整しています。この負担が生じる境目となる額のことを壁にたとえて、『年収の壁』と呼んでいます。2024年の国会では、この年収の壁が度々議題にあがりました。しかし、一口に年収の壁といっても、年収の額や負担の種類によってさまざまな『壁』があり、有名な「103万円の壁」のほかにも、「106万円の壁」や「130万円の壁」などが存在します。見直しが検討されている今こそ、年収の壁について理解を深めておきましょう。